A.宮崎は一年を通して比較的温暖で湿度も高く、シロアリが活動しやすい環境だからです。
シロアリ被害は床や壁の内部で進行し、発見が遅れることがあります。構造材が食害されると、住宅の耐久性だけでなく、耐震性にも影響する可能性があります。
そのため、宮崎の住宅では、新築時の防蟻処理、雨漏り・湿気対策、入居後の定期点検を組み合わせることが重要です。
宮崎でシロアリ被害が起こりやすい理由
| 宮崎の環境 | シロアリへの影響 |
|---|---|
| 年間を通して温暖 | 活動できる期間が長くなりやすい |
| 梅雨や台風で湿度が高い | 湿った木材や床下環境が生じやすい |
| 降水量が多い | 雨漏りや敷地の水たまりが発生しやすい |
| 冬も比較的暖かい | 寒冷地より活動が止まりにくい |
| 木造住宅が多い | 木材へ到達すると食害が進む可能性がある |
| 沿岸部・河川周辺 | 土壌や湿気の条件に注意が必要 |
| 庭や植栽が多い | 切り株や木材がシロアリの餌になる場合がある |
シロアリは、汚い家や古い家だけに発生するものではありません。新築住宅でも、侵入経路と条件がそろえば被害を受ける可能性があります。
宮崎で注意したいシロアリの種類
宮崎県では、主にヤマトシロアリとイエシロアリに注意が必要です。
ヤマトシロアリ
- 湿った木材や土中を好む
- 雨漏りや水漏れがある場所に発生しやすい
- 床下や建物下部へ被害が出やすい
- 木材の腐朽と同時に被害が起こることがある
イエシロアリ
- 大きなコロニーを形成する
- 水を運びながら木材を加害できる
- 床下だけでなく建物上部まで被害が及ぶことがある
- 加害速度が比較的速い
- 宮崎を含む温暖な地域で特に注意が必要
宮崎県も、イエシロアリは大きな巣をつくり、乾燥した場所へ水を運びながら建物全体を加害することがあると注意喚起しています。宮崎県「建物のシロアリ対策について」
シロアリはどこから侵入しますか?
シロアリは地中から建物へ入るケースが多く、非常に小さな隙間や配管まわりを利用することがあります。
主な侵入経路は次のとおりです。
- 基礎のひび割れ
- 基礎と配管の隙間
- 玄関ポーチと建物の取り合い
- 勝手口・土間
- 浴室や洗面所の配管
- 基礎断熱材
- ウッドデッキ
- 建物に接触した木材や植栽
- 増築・リフォームした接合部分
- 雨漏りや水漏れで湿った木部
ベタ基礎であっても、コンクリートの打ち継ぎ部分や配管貫通部などから侵入する可能性があります。
シロアリ被害は耐震性にも影響しますか?
構造材の食害が進むと、耐震性に影響する可能性があります。
特に注意が必要なのは次の部分です。
- 土台
- 柱の下部
- 耐力壁の枠材
- 構造用面材
- 床組み
- 接合部周辺
- 浴室・洗面所周辺
耐震等級3を取得していても、長期間の雨漏りやシロアリ被害によって構造材が劣化すれば、建築時の性能を維持できない可能性があります。
耐震性能は建てたときの計算だけでなく、構造材を健全に保つことで維持されます。
ベタ基礎ならシロアリ対策は不要ですか?
いいえ。ベタ基礎でもシロアリ対策は必要です。
ベタ基礎は地面をコンクリートで覆うため、土壌からの湿気やシロアリの侵入を抑えやすい構造です。しかし、完全に侵入を防げるわけではありません。
- 基礎の打ち継ぎ
- 配管貫通部
- コンクリートのひび割れ
- 玄関土間
- 基礎外周
- 基礎断熱材
- 後から行った配管工事
こうした場所が侵入経路になる可能性があります。
ベタ基礎、防蟻処理、配管部の処理、定期点検を組み合わせることが重要です。
高気密・高断熱住宅なら安心ですか?
高気密・高断熱住宅でも、シロアリ対策は必要です。
正しく設計・施工された高気密住宅は、結露や湿気を抑えやすくなりますが、次の問題があるとシロアリ被害のリスクが高くなります。
- 雨漏り
- 配管からの漏水
- 壁内結露
- 床下の湿気
- 防蟻処理の欠損
- 点検できない構造
- 建物周辺に木材を放置する
断熱性能だけでなく、防水・防湿・換気・点検性まで必要です。
宮崎で必要なシロアリ対策
シロアリ対策は、1つの方法だけに頼らず、複数の対策を重ねます。
1.新築時の防蟻処理
- 土壌処理
- 防蟻シート
- 木部への防蟻処理
- 防蟻性能のある部材
- 配管貫通部の処理
- 玄関・勝手口まわりの処理
2.水分を建物へ入れない
- 屋根・外壁・窓の防水
- 雨漏りの早期発見
- 給排水管の漏水防止
- 浴室・洗面所の防水
- 敷地の排水
- 雨どいの点検
3.湿気をためない
- 24時間換気を止めない
- 床下の湿気対策
- 壁・屋根の通気層
- 室内の除湿
- 結露を防ぐ断熱・気密施工
- 水はけのよい外構計画
4.点検できるようにする
- 床下点検口を設ける
- 床下を移動できるようにする
- 配管まわりを確認できるようにする
- 建物外周を見回れるようにする
- 構造図や施工写真を保管する
薬剤処理は何年持ちますか?
一般的な薬剤による防蟻処理では、保証や再処理の目安を5年程度としている商品・施工会社が多くあります。
ただし、実際の有効期間は次の条件で変わります。
- 使用する薬剤
- 処理方法
- 土壌・木部の状態
- 雨水や漏水
- リフォームの有無
- 建築地の環境
- 保証会社の条件
「新築時に処理したから一生安心」ではありません。保証期間と再処理時期を確認しましょう。
デザインハウス宮崎のターミダンシートとは?
デザインハウス宮崎では、シロアリ対策としてターミダンシートを標準採用し、20年保証を付けています。
ターミダンシートは、地面側から建物へ侵入しようとするシロアリに対して、防蟻層をつくるシートです。新築時に基礎下へ施工することで、完成後には処理しにくい床下・土壌側の対策を行います。
ターミダンシートの主なメリット
- 基礎下を広い範囲で連続的に防蟻できる
- 新築時だからこそ施工できる
- 土壌からの侵入経路を抑える
- 防湿対策としても役立つ
- 一般的な短期保証より長い20年保証が付く
- 床下へ頻繁に薬剤を再散布する負担を抑えやすい
ただし、シートを敷くだけで対策が完了するわけではありません。
特に、シートの重ね部分、配管貫通部、基礎の立ち上がり、玄関土間などの施工精度が重要です。
20年保証なら点検は不要ですか?
いいえ。20年保証があっても定期点検は必要です。
保証には一般的に次のような条件や免責事項があります。
- 指定された時期に点検を受ける
- 雨漏りや漏水を放置しない
- 増改築時に防蟻層を傷つけない
- 他社工事によるシート破損は対象外になる場合がある
- 建物周辺へ木材を放置しない
- 保証対象となるシロアリの種類が定められている
- 被害補修額に上限がある場合がある
契約前に次の内容を確認しましょう。
| 確認事項 | 内容 |
|---|---|
| 保証期間 | 20年間の開始・終了時期 |
| 保証対象 | 建物・シロアリの種類 |
| 補修範囲 | 駆除費、修復費の対象 |
| 補償上限 | 最大補償額 |
| 点検条件 | 定期点検の時期・費用 |
| 免責事項 | 雨漏り、増改築、自然災害など |
| 名義変更 | 売却・相続時に引き継げるか |
入居後にできるシロアリ対策
- 建物周辺へ木材や段ボールを置かない
- ウッドデッキと建物の接合部を確認する
- 基礎の換気口や点検箇所をふさがない
- 雨どいや排水口を清掃する
- 基礎まわりに水をためない
- 雨漏りや水漏れを早く修理する
- 浴室・洗面所の床の変化を確認する
- 床下を定期的に点検する
- 基礎の蟻道を確認する
- 羽アリを見つけたら専門家へ相談する
殺虫剤を自分で吹きかけるだけでは、巣や侵入経路を特定できない場合があります。
シロアリ被害の主なサイン
次のような症状があれば、専門業者や住宅会社へ相談しましょう。
- 春から夏に羽アリが大量に出た
- 基礎に土でできた筋状の「蟻道」がある
- 床が沈む、ふわふわする
- 柱や木材をたたくと空洞音がする
- 玄関や浴室の木部が傷んでいる
- 建具が急に閉まりにくくなった
- 室内に原因不明の木くずがある
- 雨漏り箇所の近くに虫がいる
羽アリがすべてシロアリとは限りませんが、自己判断せず確認してもらうと安心です。
木造住宅だけ対策すればよいですか?
鉄骨造や鉄筋コンクリート造でも、床、壁、内装、下地、造作材などに木材が使われています。
シロアリはコンクリートや鉄を食べませんが、その隙間を通って建物内の木材へ到達する可能性があります。
そのため、木造以外でも侵入経路と木質部分があれば、被害を受ける可能性があります。
デザインハウス宮崎のシロアリ対策
デザインハウス宮崎では、ターミダンシートだけに頼らず、建物全体でシロアリ被害を抑えることを大切にしています。
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| 防蟻 | ターミダンシートを標準採用 |
| 保証 | 20年保証 |
| 構造 | 2×4工法 |
| 防水 | 屋根・外壁・窓・貫通部の雨仕舞 |
| 結露対策 | 断熱・気密・防湿・通気 |
| 換気 | スティーベルの第一種全熱交換換気 |
| 地盤・床下 | 地盤調査と湿気・排水対策 |
| 点検 | 床下や建物外周を確認できる計画 |
正式な耐震等級3の性能を長く維持するためにも、構造材をシロアリ、雨漏り、結露から守ることが重要です。
まとめ
- 宮崎は温暖多湿でシロアリが活動しやすい
- ヤマトシロアリとイエシロアリに注意する
- イエシロアリは建物全体へ被害が及ぶ場合がある
- シロアリは地中や小さな隙間から侵入する
- ベタ基礎でも侵入リスクはゼロではない
- 構造材の被害は耐震性に影響する可能性がある
- 防蟻処理だけでなく、雨漏り・結露・湿気対策も必要
- 防蟻シートは配管貫通部などの施工精度が重要
- 20年保証があっても点検は必要
- 保証対象・補償上限・免責事項を確認する
- デザインハウス宮崎はターミダンシートと20年保証を標準採用
結論として、宮崎ではシロアリ対策をオプションではなく、住宅の耐久性と耐震性能を長く守るための基本性能として考える必要があります。デザインハウス宮崎では、ターミダンシート・20年保証に、防水・湿気・点検対策を組み合わせています。








