A.宮崎で注文住宅を建てる場合、最低でも300万円、できれば500万~800万円程度の現金を用意しておくと安心です。ただし、その全額を頭金に使わず、完成後も200万~400万円程度を手元に残すことが大切です。
条件別の現金目安
| 建築条件 | 用意したい現金 |
|---|---|
| 土地あり・諸費用もローンに含める | 300万~500万円 |
| 土地あり・諸費用は現金で払う | 400万~700万円 |
| 土地を購入して注文住宅を建てる | 500万~800万円 |
| 建替え・仮住まいあり | 600万~1,000万円 |
| 外構・家具家電にもこだわる | 800万円以上 |
「現金300万円」は安心できる最低ラインであり、住宅価格に対する理想的な頭金という意味ではありません。
現金で支払うことが多い費用
| 費用項目 | 目安 |
|---|---|
| 土地の手付金 | 土地価格の5~10%程度 |
| 工事請負契約金 | 50万~200万円程度 |
| 印紙・登記・融資関係 | 50万~150万円 |
| 火災・地震保険 | 15万~40万円 |
| 引越し | 10万~30万円 |
| 家具・家電 | 50万~200万円 |
| カーテン・照明・エアコン | 50万~150万円 |
| 追加工事の予備費 | 100万~200万円 |
金融機関によっては諸費用まで住宅ローンに含められます。ただし、手付金や契約金はローン実行前に必要となるため、一時的に現金を用意しなければならない場合があります。
頭金はいくら入れるべき?
頭金は必ずしも住宅価格の2割が必要ではありません。現在は頭金ゼロや、諸費用を含めた住宅ローンもあります。
ただし、頭金を入れない場合は次の点に注意します。
- 借入額と毎月返済額が増える
- 金利が高くなる場合がある
- 土地・建物の評価額を融資額が上回る可能性がある
- 売却してもローンが残るリスクが高くなる
- 追加工事をローンに含められない場合がある
住宅金融支援機構の2024年度調査では、土地付き注文住宅の手持金は全国平均約461万円でした。ただし、平均額に合わせる必要はなく、家計に現金を残せるかを優先します。住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」
現金を全部使ってはいけない理由
新居への引越し後には、想定外の支出が発生します。
- 家具や収納用品の買足し
- エアコン・テレビ・冷蔵庫の購入
- 外構の追加工事
- 固定資産税
- 車検や車の買替え
- 子どもの入学・進学費用
- 病気や休職による収入減少
- 給湯器や家電の故障
頭金を多く入れても、その後に家具や車を高金利のローンで購入すれば、家計全体では不利になることがあります。
手元に残したい金額
最低でも、次の合計額を住宅完成後に残しましょう。
- 生活費6か月分
- 住宅関連の予備費100万~200万円
- 近い時期に必要な教育費
- 車の購入・修理費
- 税金・保険の支払資金
例えば生活費が月30万円なら、6か月分で180万円です。住宅予備費を加えると、少なくとも完成後に280万~380万円程度を残すのが安心です。
現金600万円ある家庭の例
| 使い道 | 金額 |
|---|---|
| 土地・建物の契約金 | 100万円 |
| 登記・融資・保険など | 80万円 |
| 引越し・家具家電 | 100万円 |
| 追加工事の予備費 | 70万円 |
| 完成後に残す現金 | 250万円 |
| 合計 | 600万円 |
この場合、無理に300万~400万円を頭金へ入れるより、必要な諸費用に使いながら250万円を残す計画のほうが安心です。
建替えでは多めの現金が必要
建替えの場合は、次の費用が住宅ローンに含まれないことがあります。
- 解体工事の着手金
- 仮住まいの敷金・礼金
- 仮住まい家賃
- 2回分の引越し
- トランクルーム
- 古い家具や残置物の処分
- 地中埋設物の撤去
そのため、建替えでは最低500万~600万円、安心を優先するなら700万~1,000万円程度の現金があると進めやすくなります。
結論:宮崎で新築するなら、現金は最低300万円、できれば500万~800万円程度を用意するのが目安です。ただし、全額を住宅へ投入せず、完成後も生活費6か月分を含む200万~400万円以上を残しましょう。頭金の多さより、新築後に家計を守れる現金残高のほうが重要です。








