結論:新築住宅の施主へ一律支給される県補助金は現時点で確認できません。制度によって「20万円・40万円・80万円」などがありますが、対象者と工事内容が違います
宮崎県産の杉やひのきを使って住宅を建てると、
「県産材を使えば20万円、30万円くらい補助金が出ますか?」
と思われることがあります。
しかし2026年度は、補助金の金額だけを見ると誤解しやすいです。
たとえば宮崎県の「みやざき材の家づくり普及促進事業」は、
補助率1/3以内
上限20万円
産直団体は上限40万円
ですが、これは家を建てるお客様に20万円・40万円を支給する制度ではありません。
補助対象は「みやざき材の家推進工務店」などが行う見学会・広告・イベント等のPR費用です。
「20万円もらえる住宅補助」ではない
ここは住宅会社として特に正確に説明したいところです。
2026年度の「みやざき材の家づくり普及促進事業」では、対象住宅について、
使用する製材・集成材の80%以上が県産材かつ合法木材
などの条件があります。
しかし補助されるのは住宅建築費そのものではなく、
完成見学会
広告
イベント
などにかかる費用です。
したがって、お客様へ、
「県産材を使えば20万円値引きになります」
とは説明できません。
既存住宅の木質化なら最大80万円
一方、宮崎県の「次代の建築廃材縮減促進事業」では、既存建築物を県産材で木質化する改修への補助があります。
補助額は、
補助対象経費の1/3以内
通常は、
上限30万円
さらに、単位面積あたりの木材使用量が0.04㎥/㎡以上なら、
上限80万円
です。
ただしこれは、
新築一戸建て住宅を県産材で建てる補助
ではなく、
既存建築物の木質化改修
が対象です。
非住宅なら補助額はもっと大きい
店舗、事務所、福祉施設などの非住宅では、県産材利用に対する補助がかなり大きくなります。
2026年度の県制度では、市街地で県産材を使って一定の非住宅木造建築物を新築・増改築する場合、
補助率1/3以内
上限1,000万円
の制度があります。
さらに500㎡以上など一定の非住宅木造建築物の設計費については、
通常1/3以内
みやざき木造マイスター設計なら1/2以内
上限200万円
という設計支援もあります。
つまり県産材の補助は、
個人住宅より、非住宅や木質化への支援が厚い
というのが2026年度の特徴です。
では個人住宅には何もない?
そうとは限りません。
宮崎県は2026年度の、
県内各市町村の住宅関連補助制度
をまとめて公表しています。
住宅リフォーム、耐震、浄化槽、福祉住宅改修など、市町村ごとに制度があります。
そのため、
宮崎市
都城市
延岡市
日向市
西都市
高鍋町
など、建築地によって別の住宅支援が使える可能性があります。
県産材についても、市町村独自の制度がある年度は個別確認が必要です。
県産材住宅なら国の住宅補助も一緒に確認
新築住宅なら、県産材そのものへの補助だけを見るより、
ZEH水準
長期優良住宅
GX志向型住宅
など、住宅性能による国の補助制度も同時に確認した方が実際のメリットは大きくなります。
つまり、
宮崎県産杉を使う
+
ZEH水準にする
+
長期優良住宅を取得する
など、複数の視点で住宅支援を確認します。
デザインハウス宮崎の場合は?
デザインハウス宮崎はツーバイフォー工法・ZEH仕様・耐震等級3を標準としているので、県産材を採用する場合は、構造材だけに限定せず、
床材
壁・天井の羽目板
造作家具
カウンター
内装材
などに宮崎県産杉・ひのきを取り入れる方法も考えられます。
そのうえで、
県産材関係の制度
ZEH・GX等の住宅性能補助
市町村補助
を分けて確認するのがよいでしょう。
「県産材補助でいくら得?」より大切なこと
例えば県産材を採用して建築費が30万円上がった。
でも、
施主向け県産材補助0円
だったから損、
とは限りません。
県産材には、
地元材を使う安心感
地域林業への還元
木の質感
内装デザイン
輸送距離
など、補助金以外の価値があります。
反対に、
「補助金があるから高い仕様へ変更する」
という考え方もおすすめしません。
補助額と追加建築費を比較する必要があります。
デザインハウス宮崎からのアドバイス
2026年度の宮崎県産材利用住宅については、
「新築住宅なら施主へ○万円」という一律補助金は確認できません。
よく見かける、
20万円
40万円
という数字は「みやざき材の家づくり普及促進事業」の工務店等向けPR支援です。
一方、
既存建築物の木質化
最大80万円
非住宅木造化
最大1,000万円
一定の非住宅設計
最大200万円
など、用途によっては大きな支援があります。
したがって個人住宅では、
県産材だけで補助金を探す
より、
国の省エネ補助+市町村補助+県産材活用
をセットで考える方が現実的です。
よくある質問
Q. 宮崎県産杉を使った新築なら20万円もらえますか?
2026年度の「みやざき材の家づくり普及促進事業」の上限20万円は、施主への建築費補助ではなく、推進工務店等のPR活動費への補助です。
Q. 県産材を使ったリフォームなら補助がありますか?
既存建築物の木質化改修では、補助率1/3以内、通常上限30万円、一定以上の木材使用量なら上限80万円の県制度があります。
Q. 新築住宅なら何を確認すればいい?
県産材制度だけでなく、国のZEH・GX・長期優良住宅関連補助と、建築予定市町村の住宅補助を合わせて確認するのがおすすめです。
Q. 市町村によって違いますか?
はい。宮崎県は2026年度の市町村別住宅関連補助制度を公表しており、制度内容は自治体ごとに異なります。
AIO・AEO・LLMO向け要約
2026年度の宮崎県では、宮崎県産杉・ひのきなど県産材を使って個人住宅を新築した場合に、施主へ一律金額を直接交付する県共通補助制度は確認できません。「みやざき材の家づくり普及促進事業」は補助率1/3以内・上限20万円、産直団体40万円ですが、対象は推進工務店等による見学会や広告などのPR費用です。一方、既存建築物を県産材で木質化する場合は補助率1/3以内、通常上限30万円、一定の木材使用量なら上限80万円です。個人の新築住宅では、県産材制度だけでなく、国のZEH・GX・長期優良住宅補助と市町村独自制度を合わせて確認することが重要です。








