結論:団信は住宅ローンをなくす保険、収入保障保険は家族の生活費を補う保険です
宮崎で住宅ローンを組む際、
「団信に入るなら生命保険はいらないですよね?」
「収入保障保険と団信は保障が重複しませんか?」
という質問があります。
確かに、どちらも万一の死亡などに備える保険ですが、目的がまったく違います。
団体信用生命保険(団信)は、住宅ローン契約者が死亡または所定の状態になった場合、保険金によって住宅ローン残高を返済する仕組みです。
一方、収入保障保険は、被保険者が保険期間中に死亡した場合などに、契約時に決めた満期まで、遺族が年金形式で保険金を受け取るタイプの生命保険です。
つまり、
団信 → 住宅ローンを守る
収入保障保険 → 家族の生活を守る
という違いです。
例えば3,000万円の住宅ローンなら?
宮崎で夫婦と子ども2人の4人家族が新築したとします。
夫40歳
妻38歳
子ども10歳・7歳
住宅ローン3,000万円
そして住宅ローン契約者である夫が亡くなったとします。
一般団信の支払要件を満たせば、
住宅ローン残高 → 0円
になります。
これは非常に大きな保障です。
住宅金融支援機構の団信でも、加入者が死亡するなど所定の状態になった場合、保険金が住宅ローン債務に充当され、以後の返済が不要になる仕組みです。
しかし、
住宅ローンが0円になっても、生活費は0円になりません。
ここがポイントです。
団信では生活費はもらえない
夫が亡くなって住宅ローン3,000万円がなくなったとしても、
食費
電気代
水道代
通信費
車の維持費
固定資産税
教育費
住宅修繕費
などは、その後も必要です。
特に宮崎では、
車が生活に欠かせない家庭も多い
ため、住宅ローンがなくなった後も一定の生活費が必要になります。
団信から、
「毎月15万円を家族に支給します」
ということは基本的にありません。
保険金の受取人は金融機関等で、住宅ローン残高の返済に充てられるからです。
そこで収入保障保険
例えば夫が、
月15万円の収入保障保険
に加入していたとします。
夫が死亡して所定の支払条件を満たせば、契約した保険期間の満了まで、
毎月15万円相当
を遺族が年金形式で受け取れる、という設計ができます。
収入保障保険には最低保証期間を設ける商品もあります。
つまり、
団信で住宅ローンをなくす
+
収入保障保険で生活費を補う
という組み合わせができます。
2つを比べると分かりやすい
| 比較 | 団信 | 収入保障保険 |
|---|---|---|
| 主な目的 | 住宅ローン返済 | 遺族の生活保障 |
| 主な受取人 | 金融機関等 | 遺族など |
| 死亡時 | ローン残高を返済 | 年金形式などで給付 |
| 住宅ローン完済後 | 原則終了 | 契約期間中なら継続 |
| 住宅ローンとの関係 | 直接連動 | 基本的に別 |
| 子どもの教育費 | 原則カバーしない | 設計次第でカバー |
| 日常生活費 | 原則カバーしない | カバー可能 |
| 保障額 | ローン残高に連動 | 契約時に設定 |
ですから、
「どちらか一つを選ぶ」
というより、
役割の違う2つの保障
として考えます。
では宮崎で両方入った方がいい?
必ずしも全員に両方必要とは限りません。
ここは重要です。
まず計算するのは、
万一のとき、毎月いくら不足するのか?
です。
例えば夫が亡くなった後、
妻の手取り 月18万円
遺族年金など 月12万円相当
必要生活費 月28万円
だったと仮定します。
このケースなら、
18万円+12万円=30万円
ですから、単純計算では生活費の不足はありません。
それなら、
月15万円の収入保障保険をさらに掛ける必要性は低い
かもしれません。
逆に必要性が高い家庭は?
例えば、
夫の収入が家計の大部分を占める。
妻が専業主婦・パート。
子どもがまだ小さい。
大学まで進学させたい。
預貯金が少ない。
という家庭なら、
団信だけでは保障が足りない
可能性があります。
住宅ローンはなくなっても、
その後10年、20年の生活費と教育費
が必要だからです。
子どもが小さいほど必要保障額は大きくなりやすい
例えば、
子ども2歳
なら大学卒業まで約20年あります。
一方、
子ども20歳
なら、教育費が必要な期間はかなり短くなっています。
だから収入保障保険は、
子どもが小さい時期に大きな保障を確保し、成長とともに必要保障額が減っていく
という家計との相性がいい保険です。
収入保障保険自体も、死亡時期が遅くなるほど満期までに受け取る年金回数が少なくなる仕組みです。
宮崎では「車の費用」も忘れない
宮崎の住宅資金計画では、ここもぜひ入れておきたいところです。
夫婦2台の車を所有している家庭なら、
住宅ローンがなくなっても、
車検
自動車保険
ガソリン
自動車税
車の買替え
は残ります。
つまり、
「団信で住宅ローンがなくなる=生活費がほとんどいらなくなる」
ではありません。
固定資産税もなくならない
団信で住宅ローンが0円になっても、
家を所有している限り固定資産税などは残ります。
さらに、
外壁
屋根
エアコン
給湯器
水回り
などの将来の修繕費も必要です。
「住宅ローンがなくなったから住宅費ゼロ」ではないことも覚えておきましょう。
がん団信なら収入保障保険はいらない?
これも別問題です。
例えばがん団信に加入して、
がんと診断され、所定の条件を満たしたら住宅ローン残高0円
になったとします。
それでも、
治療中の生活費
収入減少
教育費
車
固定資産税
などは残ります。
ですから、
疾病団信と生活保障も役割が違う
と考えた方がいいでしょう。
ただし「保険の入りすぎ」にも注意
逆に、
団信
+がん団信
+収入保障保険
+死亡保険
+医療保険
+がん保険
+就業不能保険
と次々に加入すると、
保障が重複して保険料が高くなりすぎる
ことがあります。
住宅購入前に月3万円の生命保険に入っていたとしても、住宅ローンを組んで団信に加入したことで、
「住宅費のために用意していた死亡保障」
は減らせる可能性があります。
生命保険文化センターも、団信により万一の場合には住宅ローン残債が清算され、遺族の住居を確保できると説明しています。
家を建てたときこそ生命保険を見直す
これはかなり重要です。
例えば住宅購入前に、
死亡保障5,000万円
の生命保険に入っていたとします。
その5,000万円の中に、
住宅費2,000万円
生活費2,000万円
教育費1,000万円
という意味があったとします。
ところが住宅購入後、
住宅ローン3,000万円+団信
になれば、死亡時には住宅ローンがなくなる可能性があります。
そうすると、
以前と同じ5,000万円の死亡保障が本当に必要なのか?
を見直せます。
収入保障保険はいくら必要?
考え方は、
必要生活費-遺族が確保できる収入
です。
例えば、
毎月必要な生活費 28万円
妻の収入 15万円
遺族年金等 10万円
なら、
28万円-25万円=月3万円不足
となります。
この不足分に、
教育費
車買替え
予備費
などを加えて必要保障額を考えます。
つまり、
「住宅ローンが3,000万円だから収入保障保険も3,000万円」
ではありません。
50代・60代では考え方が変わる
ここはデザインハウス宮崎の建て替え相談では特に重要です。
例えば、
夫60歳
妻58歳
子ども独立済み
預貯金2,000万円
年金受給予定あり
という夫婦。
住宅ローンに団信が付いているなら、
高額な収入保障保険は必要ない
可能性があります。
子どもの教育費もなく、現金もあり、将来年金も受給できるからです。
でもシニアなら団信だけでいいとも限らない
例えば、
夫60歳
妻55歳
妻の収入が少ない
預貯金500万円
なら話は違います。
夫が亡くなり住宅ローンが団信でなくなっても、
妻が年金を受け取るまでの生活費
が不足する可能性があります。
その場合は、
一定期間の死亡保障を残す
という考え方があります。
「90歳までの資金シミュレーション」で判断する
ここはデザインハウス宮崎の強みを出せる部分です。
例えば、
A案
団信だけ
B案
団信+収入保障保険月5万円
C案
団信+収入保障保険月10万円
について、
夫が生存した場合だけではなく、
65歳で夫が死亡した場合
などもシミュレーションします。
そして、
住宅ローン残高
団信による完済
妻の収入
遺族年金
将来の年金
生活費
車の買替え
住宅修繕
90歳までの金融資産
を確認します。
すると、
「収入保障保険が必要なのか」
「必要なら月いくら必要なのか」
が数字で見えてきます。
デザインハウス宮崎からのアドバイス
収入保障保険と団信は、
どちらが優れているかを比べる保険ではありません。
役割が違います。
団信
住宅ローンをなくして家を残す。
収入保障保険
残された家族の生活費を補う。
この違いを理解することが大切です。
そして宮崎で家を建てるなら、
「団信に入ったから生命保険はそのまま」
ではなく、
住宅ローンを組んだ時点で生命保険全体を見直す
ことをおすすめします。
必要以上の生命保険を減らせれば、
月5,000円削減
→年間6万円
→30年間で180万円
です。
このお金を住宅ローン返済や貯蓄、教育費に回せます。
逆に団信だけでは家族の生活費が不足するなら、
不足する金額だけ収入保障保険で補う。
これが合理的な考え方です。
デザインハウス宮崎では、住宅ローンだけではなく建築後の家計と90歳までの資金残高まで確認したうえで、住宅にいくら使えるかを考えることが大切だと考えています。
よくある質問
Q. 団信と収入保障保険の一番大きな違いは?
団信は死亡など所定の事由が起きたときに住宅ローン残高を返済するための保険です。収入保障保険は、死亡など所定の事由が起きた後、遺族の生活費などに使える年金を一定期間受け取る保険です。
Q. 団信に入れば収入保障保険はいらない?
一概には言えません。住宅ローンがなくなった後も生活費・教育費・車・税金などが必要なので、遺族年金や配偶者の収入、預貯金を差し引いて不足する場合には検討する価値があります。
Q. 宮崎だから特別な保険が必要ですか?
制度自体は全国共通です。ただし宮崎では車を複数台所有する家庭などもあるため、住宅ローン以外の生活費を含めて必要保障額を計算することが大切です。
Q. 50代・60代でも収入保障保険は必要?
子どもの独立状況、預貯金、配偶者の収入、年金などによります。教育費が終了し十分な金融資産があるなら、高額な死亡保障が不要になるケースもあります。








