「世帯年収500万円なら、住宅ローンはいくらまで借りられますか?」
家づくりを考え始めると、一度は気になる問題ではないでしょうか。
インターネットで検索すると、
「年収の○倍まで」
「年収500万円なら○○万円」
といった情報も出てきます。
でも、ここで注意していただきたいことがあります。
銀行が貸してくれる金額と、ご家族が無理なく返せる金額は同じではありません。
同じ世帯年収500万円でも、
子どもがいないご夫婦と、子どもが3人いるご家庭。
車のローンがない家庭と、毎月5万円返済している家庭。
これから収入が増える家庭と、働き方を変える予定の家庭。
では、住宅ローンに使える金額は変わります。
だから住宅ローンで本当に大切なのは、
「いくら借りられる?」ではなく、「いくらなら生活を守りながら返せる?」
と考えることです。
【結論】世帯年収500万円だけでは「適正な住宅ローン額」は決められません
「世帯年収500万円なら住宅ローンはいくら?」
という質問に、すべての家庭に共通する正解はありません。
なぜなら住宅ローンは、これから何十年も続くからです。
少なくとも、
① 家族構成
② 子どもの人数・年齢
③ 教育費
④ 車の購入・ローン
⑤ 毎月の生活費
⑥ 現在の貯蓄
⑦ 今後の収入・働き方
⑧ 住宅購入後に残す現金
などを確認して判断する必要があります。
年収だけを見て、
「500万円だから3,000万円まで」
というように決めてしまうのはおすすめできません。
「借りられる金額」と「返せる金額」は何が違う?
銀行が住宅ローンを審査するときには、年収、年齢、勤務状況、他の借入、返済負担率など、さまざまな条件を確認します。
その結果、
「この金額まで融資できます」
となる場合があります。
でも、住宅ローン審査が、
「毎年家族旅行へ行きたい」
「子どもには習い事をさせたい」
「大学進学にも備えたい」
「定期的に外食も楽しみたい」
「老後資金も貯めたい」
というご家族それぞれの希望を、すべて反映しているわけではありません。
つまり、
銀行は「融資できるか」を審査する。
家計では「返しながら暮らせるか」を考える。
この違いを知っておくことが重要です。
世帯年収500万円でも返せる金額が違う理由
例えば、どちらも世帯年収500万円の家庭だったとします。
Aさん家族
夫婦+子ども2人。
車2台。
子どもはこれから中学・高校・大学へ進学。
現在も車のローンを返済中。
Bさん家族
夫婦2人。
車1台でローンなし。
ある程度の貯蓄がある。
大きな教育費の予定もない。
同じ「世帯年収500万円」でも、住宅費以外に必要なお金はかなり違います。
だから、
年収だけで住宅ローンの適正額を決めることはできない
のです。
子育て世帯は「今払えるか」だけで判断しない
特に注意してほしいのが、20代・30代の子育て世帯です。
子どもが小さいうちは、
「住宅ローンを払っても余裕がある」
と感じるかもしれません。
しかし、子どもが成長すると教育費が増えていきます。
さらに、
車の買い替え。
家電の買い替え。
住宅のメンテナンス。
保険。
旅行。
老後のための貯蓄。
なども必要です。
住宅ローンは今月だけ払えればいいものではありません。
10年後、20年後も無理なく払えるか。
ここまで考えて借入額を決める必要があります。
宮崎の家づくりでは「車のお金」を忘れない
宮崎で住宅資金計画を考えるとき、特に忘れてほしくないのが車の費用です。
ご夫婦それぞれ車が必要なご家庭も少なくありません。
車には、
- 購入・買い替え
- 自動車ローン
- ガソリン
- 自動車保険
- 車検
- 税金
- タイヤ・整備
などの費用がかかります。
例えば住宅ローンを35年、40年と組めば、その間に車を何度か買い替える可能性があります。
住宅ローン+車+教育費
が重なる時期まで想定しておくことが重要です。
月々の返済額だけを見ない
住宅会社の広告では、
「月々○万円から!」
という表示を見かけることがあります。
確かに分かりやすい数字です。
でも住宅ローンを考えるなら、月々の返済額だけでは不十分です。
例えば返済期間を長くすれば、毎月の返済額を小さく見せることはできます。
一方で、金利や期間によって総返済額は変わります。
さらに住宅を所有すれば、
固定資産税。
火災・地震保険。
将来のメンテナンス。
なども必要になります。
だから住宅予算は、
「住宅ローンが月々いくら?」ではなく、「住宅に関係するお金を全部含めても生活できる?」
で考えましょう。
「住宅ローンを払える家計」ではなく「人生を楽しめる家計」へ
私たちが住宅資金計画で大切にしているのはここです。
家を建てたあとも、
旅行へ行きたい。
たまには外食したい。
子どものやりたいことを応援したい。
車も買い替えたい。
貯金も続けたい。
それでいいと思います。
むしろ、そこまで含めて住宅予算を考えるべきです。
家を建てるために、これから何十年もの生活を我慢するのでは本末転倒です。
家は人生を豊かにするためのもの。住宅ローンを返すために人生があるわけではありません。
頭金をたくさん入れれば安心?
これも一概には言えません。
例えば貯金500万円をほとんど頭金として使い、手元の現金がほぼなくなったらどうでしょう。
家を建てた直後に、
「車が故障した」
「家電を買い替えることになった」
「急な出費が重なった」
ということも考えられます。
そのため、
住宅購入後に現金をいくら残すのか
も資金計画では重要です。
「頭金をいくら入れるか?」より先に、
「建てたあとに、いくら残しておきたいか?」
を考えてみてください。
共働きなら「世帯年収500万円」の中身にも注意
例えば、
夫400万円+妻100万円=500万円。
夫250万円+妻250万円=500万円。
どちらも世帯年収は同じです。
でも、今後の働き方によって家計は変わります。
出産・育児。
時短勤務。
転職。
パートからフルタイムへ。
反対に、フルタイムから勤務時間を減らす。
こうした変化も考えられます。
特に共働き世帯では、
「今の二人の収入が35年間ずっと続く」
という前提だけで限度いっぱいまで借りるのは慎重に考えましょう。
住宅ローンの前に「教育費のピーク」を確認する
子育て世帯なら、住宅ローンだけを見るのではなく、教育費と重なる時期を確認することをおすすめします。
例えば、
子どもの教育費が増える時期に住宅ローン返済がいくら残っているのか。
その時、夫婦は何歳なのか。
世帯収入はいくらになっているのか。
車の買い替えと重ならないか。
これを年ごとに確認すると、
「今なら払える」から「将来も払えそう」
へ判断を変えることができます。
デザインハウス宮崎は「借りられる額」だけで住宅予算を決めません
デザインハウス宮崎では、住宅ローンの借入可能額だけで家づくりの予算を決めるのではなく、
家を建てた後の暮らしまで考えた住宅資金計画
を大切にしています。
特に子育て世帯では、
住宅ローン+教育費+生活費+車+将来の支出
を一緒に考えます。
「3,500万円借りられますよ」
と言われたから3,500万円の家を買うのではなく、
「自分たちなら、いくらの住宅ローンが安心なのか?」
を先に知る。
そのうえで土地と建物の予算を決める。
この順番をおすすめしています。
まとめ|世帯年収500万円なら「いくら借りられる?」より先に考えること
世帯年収500万円でも、住宅ローンの適正額は家庭によって違います。
子どもの人数。
教育費。
車。
生活費。
貯蓄。
今後の働き方。
そして、
家を建てたあと、どんな暮らしをしたいのか。
これらを考えて初めて、「わが家に合った住宅予算」が見えてきます。
住宅ローンで大切なのは、
銀行がいくら貸してくれるかではありません。
家を建てたあとも、旅行・外食・教育・貯金を続けながら、いくらなら余裕を持って返していけるのか。
こちらの方がずっと重要です。
「世帯年収500万円だけど、家を建てても大丈夫?」
「土地と建物でいくらまでなら安心?」
「住宅ローンを組んだ後も教育費を準備できる?」
そんな疑問がある方は、家を決める前にデザインハウス宮崎へお気軽にご相談ください。
家を探す前に、まず「自分たちの安全な予算」を知る。
そこから始める家づくりをおすすめします。
よくある質問
Q.世帯年収500万円なら住宅ローンはいくらまで借りられますか?
年収だけでは判断できません。年齢、他の借入、返済期間、金利、金融機関の審査条件などによって借入可能額は変わります。また、借りられる金額と無理なく返せる金額は別に考える必要があります。
Q.住宅ローンはいくらまでなら安心ですか?
家族構成、生活費、教育費、車、貯蓄、今後の収入などによって異なります。「年収の○倍」と一律に決めるより、将来の家計をシミュレーションして判断することをおすすめします。
Q.共働きなら二人の年収を全部基準にして大丈夫?
今後も同じ働き方を続けられるかを確認することが重要です。出産・育児、転職、時短勤務などによる収入変化も考えておきましょう。
Q.住宅会社へ行く前に住宅ローンを相談した方がいい?
おすすめです。土地や建物を先に決めてから「予算が厳しい」となるより、最初に無理なく返せる住宅予算を把握しておく方が家づくりを進めやすくなります。








