「家族の服を一か所にまとめれば、洗濯がラクになる!」
「ファミリークローゼットがあれば、各部屋の収納はいらない?」
「ランドリールームの隣にファミクロをつくりたい!」
最近の家づくりでは、ファミリークローゼット、通称「ファミクロ」を希望される方が増えています。
特に平屋では、洗濯から収納までをワンフロアで完結できるため、家事ラク間取りとして人気があります。
でも、ちょっと待ってください。
ファミクロをつくれば、必ず家事がラクになるわけではありません。
実は、収納量や配置、家族の生活スタイルによっては、住み始めてから後悔するケースもあります。
今回は、宮崎で平屋や注文住宅を検討している方へ、ファミクロで後悔しやすい6つの理由と、失敗しない収納計画のポイントをご紹介します。
【結論】ファミクロは便利。でも、すべての家庭に必要とは限りません
ファミリークローゼットとは、家族の衣類や持ち物をまとめて収納するスペースのことです。
洗濯物を各部屋へ運ぶ手間を減らせたり、衣類を一か所で管理できたりするメリットがあります。
一方で、収納量が不足したり、家族の着替えが重なったり、洗濯動線が長くなったりする場合もあります。
大切なのは、**「ファミクロをつくること」ではなく、「洗濯と片付けが本当にラクになること」**です。
ファミクロで後悔しやすい6つの理由
① 家族全員の服が入りきらない
ファミクロでよくある失敗が、収納量を十分に確保できていないことです。
「家族の服をまとめて収納できるから便利!」
そう考えていたものの、実際に暮らし始めると、思っていた以上に物が増えてしまうことがあります。
例えば、
- 季節ごとの衣類
- コートや厚手の上着
- バッグや帽子
- 子どもの制服や学校用品
- 季節用品や寝具
家族全員の持ち物をまとめると、想像以上の収納量が必要になります。
特に子育て世帯では、お子様の成長とともに衣類や持ち物の量も変わります。
収納量が足りなくなると、結局は各部屋に収納家具を追加することになるかもしれません。
対策は、ファミクロの広さを決める前に「何を、どれだけ収納するのか」を具体的に確認すること。
ハンガーに掛ける衣類の量、引き出しに収納する物、季節用品の置き場所まで考えておきましょう。
② 朝の着替えで大混雑する
家族全員の衣類を一か所にまとめることで、朝の身支度が重なる場合があります。
例えば、家族4人が同じ時間帯に着替える場合。
ファミクロに家族が集中すると、通りにくくなったり、収納扉を開けにくくなったりすることがあります。
特に通路が狭いファミクロでは、誰かが着替えていると、ほかの家族が使いにくくなることも。
また、年頃のお子様がいるご家庭では、プライバシーへの配慮も必要です。
小さい頃は問題がなくても、成長すると自分の部屋で着替えたいと思うかもしれません。
対策は、家族の生活時間と着替える場所を分けて考えること。
ファミクロは衣類を収納する場所として使い、着替えは各個室で行う方法もあります。
③ 洗濯動線が悪いと、かえって面倒になる
ファミクロをつくる目的として多いのが、洗濯家事の時短です。
洗濯した衣類をまとめて収納できれば、各部屋へ運ぶ手間を減らせます。
しかし、ファミクロの位置によっては、かえって移動距離が長くなる場合があります。
例えば、ランドリールームからファミクロまで距離がある間取り。
洗濯物を取り込んでから家の中を移動する必要があれば、家事の負担はあまり変わりません。
大切なのは、
洗う → 干す → 取り込む → しまう
という一連の流れを考えることです。
さらに、ハンガーのまま収納するのか、たたんで収納するのかによっても、使いやすい配置は変わります。
対策は、洗濯の作業手順に合わせてファミクロの位置を決めること。
ファミクロの広さだけでなく、ランドリールームとの距離や収納方法まで考えましょう。
④ 湿気やニオイがこもりやすい
ファミクロは衣類をまとめて収納する場所だからこそ、湿気対策が重要です。
特に宮崎は、夏の気温が高く、湿度も高くなりやすい地域です。
例えば、ランドリールームとファミクロが隣接している場合。
室内干しによって周辺の湿度が高くなり、収納内にも湿気が入り込むことがあります。
湿気が高い状態が続けば、衣類のカビやニオイの原因になる可能性があります。
また、収納を詰め込みすぎると、空気が流れにくくなることもあります。
対策は、換気だけに頼らず、除湿や空気の流れまで考えること。
具体的には、
- 適切な換気計画
- 冷房・除湿による湿度管理
- 収納内部の空気の流れ
- 衣類を詰め込みすぎない収納計画
- 室内干しスペースとの湿気の関係
などを確認しましょう。
なお、第一種換気や熱交換換気を採用していても、それだけで収納内の湿度を希望どおりに保てるわけではありません。
宮崎のファミクロは、収納量と同じくらい湿気対策も重要です。
⑤ ファミクロに面積を使いすぎる
特に25坪〜30坪のコンパクトな平屋では、注意したいポイントです。
例えば、25坪の平屋で4帖のファミクロをつくる場合。
限られた床面積の中で、リビングや寝室などの広さを調整する必要が出てくることがあります。
さらに、通り抜けできるウォークスルータイプでは、通路部分に面積を使うため、収納効率が下がる場合もあります。
その結果、
- リビングが狭くなる
- 寝室に収納を確保できない
- 家具の配置が難しくなる
- 建築費が増える
といった問題につながる可能性があります。
対策は、ファミクロだけを広くするのではなく、家全体の面積配分を考えること。
収納は広さだけでなく、棚の配置やハンガーパイプの長さによっても収納量が変わります。
通路を必要以上に増やさず、効率よく収納できる計画を考えましょう。
⑥ 各部屋に収納がなくて不便になる
「ファミクロがあれば、各部屋のクローゼットはいらない!」
そう考える方もいらっしゃると思います。
しかし、すべての衣類をファミクロにまとめることが、必ずしも便利とは限りません。
例えば、寝室で着替えたいとき。
わざわざファミクロまで服を取りに行く必要があります。
また、お子様が成長して自分の部屋で身支度をするようになると、個室にも収納が欲しくなるかもしれません。
対策は、すべてを一か所に集約せず、使う場所に合わせて収納を分けること。
例えば、
- 普段着や家族共用の衣類はファミクロ
- 下着やパジャマは脱衣室付近
- 個人の持ち物や学校用品は各個室
といった使い分けも考えられます。
家族の暮らし方に合わせて収納を分散させることで、かえって便利になる場合もあります。
ファミクロが向いている家庭・向いていない家庭
ファミクロそのものが悪いわけではありません。
家族の生活スタイルに合っていれば、洗濯や片付けの負担を減らしてくれる便利な収納スペースになります。
| ファミクロが向いているケース | 慎重に考えたいケース |
|---|---|
| 家族の衣類をまとめて管理したい | 家族それぞれが個室で着替えたい |
| 洗濯物を各部屋へ運ぶ手間を減らしたい | ランドリールームから距離がある |
| 十分な収納量を確保できる | 収納面積が不足している |
| 家族の生活時間が大きく重ならない | 朝の身支度が集中する |
| 湿度管理や換気を計画できる | 湿気がこもりやすい配置になる |
大切なのは、SNSで人気だからという理由だけで採用しないことです。
ご家族にとって、本当に便利な収納方法なのかを考えましょう。
25坪の平屋でもファミクロは必要?
25坪前後のコンパクトな平屋では、ファミクロを無理に大きくする必要はありません。
例えば、ランドリールームの近くに小さな家族共用収納を設ける方法もあります。
また、各個室に必要な収納を確保し、家族共用の衣類だけをまとめる方法も考えられます。
大切なのは、ファミクロを設けること自体ではありません。
家族の衣類を、どこに、どのように収納すれば毎日の家事がラクになるか。
そこから考えることが重要です。
ファミクロを採用する前の6つのチェックポイント
-
家族全員の衣類や持ち物の量を把握した
-
朝の身支度が重なっても使いやすい
-
洗濯から収納までの移動距離を確認した
-
宮崎の湿気を考えた換気・除湿計画がある
-
ファミクロのためにLDKや個室が狭くなりすぎていない
-
子どもの成長後も使いやすい収納計画になっている
この6つを確認してから、ファミクロの広さや配置を決めることをおすすめします。
よくある質問
Q.ファミクロは何帖あれば十分ですか?
家族の人数や衣類の量、収納方法によって異なります。帖数だけでなく、ハンガーパイプの長さ、棚の奥行き、通路幅などを確認することが重要です。
Q.ファミクロはランドリールームの隣がいいですか?
洗濯物を収納しやすくなるメリットがあります。ただし、室内干しによる湿気や、家族の着替え動線も考慮する必要があります。
Q.ファミクロがあれば各部屋のクローゼットは不要ですか?
必ずしもそうではありません。お子様の成長や家族の生活スタイルによっては、各個室にも収納が必要になる場合があります。
Q.宮崎でファミクロをつくる場合、湿気対策は必要ですか?
はい。宮崎は高温多湿になりやすいため、換気や除湿、収納内部の空気の流れまで考えた計画が大切です。
Q.ウォークスルータイプのファミクロは便利ですか?
複数方向から出入りできるメリットがありますが、通路部分に面積を使うため、収納量が減る場合があります。家事動線と収納効率のバランスを考えましょう。
まとめ|家事ラクの正解は「ファミクロをつくること」ではありません
ファミリークローゼットは、家事をラクにするための便利な収納方法の一つです。
しかし、採用すれば必ず暮らしやすくなるわけではありません。
① 家族全員の服が入りきらない
② 朝の着替えで混雑する
③ 洗濯動線が悪く、かえって面倒になる
④ 湿気やニオイがこもりやすい
⑤ 収納に面積を使いすぎる
⑥ 各部屋に収納がなくて不便になる
この6つのポイントを理解したうえで、ご家族の暮らし方に合っているかを考えることが大切です。
特に25坪〜30坪のコンパクトな平屋では、限られた面積をどこに使うかが重要になります。
「ファミクロがある家」より「本当に家事がラクになる家」。
これが、デザインハウス宮崎が大切にしている間取りづくりの考え方です。
ファミクロで後悔したくない方へ|無料間取り相談
「ファミクロは何帖必要?」
「ランドリールームと隣接させた方がいい?」
「各部屋のクローゼットをなくしても大丈夫?」
「25坪の平屋でも収納をしっかり確保できる?」
そんな方は、ぜひデザインハウス宮崎へご相談ください。
デザインハウス宮崎では、流行の間取りをそのまま取り入れるのではなく、ご家族の生活スタイルや将来の暮らし方まで考えた自由設計をご提案しています。
今お持ちの間取り図を見ながらのご相談も承ります。
また、間取りだけでなく、住宅性能や住宅ローン、建てた後の生活費まで含めた資金計画についてもご相談いただけます。
家は、流行の間取りを取り入れるためにつくるものではありません。
ご家族が毎日、無理なく快適に暮らすための場所です。
一緒に、あなたのご家族に合った収納計画を考えてみませんか?
お電話の際は「ファミクロのブログを見て、間取りの相談をしたい」とお伝えください。







