家の前が「私道」の場合は要注意!建替えで必要になる「通行・掘削承諾書」とは?
「家の前の道路は私道ですが、建替えできますか?」
「水道工事をするのに、近所の人のハンコが必要と言われました。」
このような相談は、昔からの住宅地では少なくありません。
結論から言うと、
私道に接している土地でも建替えは可能なケースが多くあります。ただし、水道・ガス・下水道の引込みや交換工事で私道を掘削する場合や、工事車両の通行について、私道所有者の承諾書を求められることがあります。自治体やインフラ事業者、私道の権利関係によって必要書類が異なるため、契約前に確認することが重要です。
私道とは?
私道とは、
個人や法人が所有している道路です。
見た目は公道と変わらなくても、
所有者が個人であれば私道です。
一方、
建替えできるかどうかは、
「公道か私道か」ではなく、
建築基準法上の道路かどうかが重要になります。
なぜ承諾書が必要なの?
建替えでは、
古い給水管や排水管を
新しく引き直すことがあります。
その際、
私道を掘る必要があるため、
工事前に
私道所有者の同意を求められるケースがあります。
また、
大型トラックや重機が私道を通るため、
通行についても事前説明や承諾を求められることがあります。
承諾書が必要になるケース
例えば
✅ 水道管の引込み
✅ 下水道管の引込み
✅ ガス管の新設
✅ 私道の掘削工事
✅ 重機・工事車両の通行
私道が共有名義なら?
ここが一番大変です。
私道が
5人や10人の共有名義になっている場合、
自治体や水道事業者から共有者全員の承諾を求められることがあります。
共有者の中に
- 引っ越している
- 相続が終わっていない
- 連絡先が分からない
人がいると、
手続きが長引くこともあります。
承諾が得られないとどうなる?
ケースによりますが、
- 水道工事が進められない
- 建築スケジュールが遅れる
- 引渡しが延期になる
などの影響が出ることがあります。
なお、2023年の民法改正により、一定の条件ではライフライン工事のための権利が明確化されましたが、実務ではトラブル防止のため、今でも承諾書の提出を求める自治体や水道事業者が多いのが現状です。
建替え前に確認すること
住宅会社に
次の点を調べてもらいましょう。
✅ 私道の所有者は誰?
✅ 共有者は何人?
✅ 通行承諾書は必要?
✅ 掘削承諾書は必要?
✅ 水道管は更新が必要?
シニア世代が注意したいこと
建替え計画が決まってから
承諾書集めを始めると、
数か月かかるケースもあります。
そのため、
土地調査と同時に私道の権利関係も調査することが大切です。
宮崎市で建替える場合
宮崎市でも、
古くからの住宅地では
私道に接した土地があります。
その場合は、
- 登記事項の確認
- 私道所有者の調査
- 水道局や関係機関との協議
を早めに進めることが、
工事の遅れを防ぐポイントになります。
建替え前チェックリスト
契約前に確認しましょう。
✅ 前面道路は公道?私道?
✅ 建築基準法上の道路?
✅ 私道の所有者は分かる?
✅ 掘削承諾書は必要?
✅ 通行承諾書は必要?
✅ 水道管の引込み方法は確認した?
「私道がある土地では、建物の設計だけでなく、道路やライフラインの権利関係を確認することが大切です。私たちは建替え前に登記や道路状況を調査し、必要な承諾書や行政との協議も含めてサポートしています。『工事が始まってから承諾が必要だった』という事態を防ぐため、事前準備を徹底しています。」
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