終活の一環として考えたい「不要な不動産」の整理。建替えは資産を見直す絶好のタイミング
「実家を建替えるけれど、地方に山林も持っています。」
「相続した農地があるけれど、誰も使っていません。」
シニア世代の建替えでは、家だけではなく**「使っていない不動産」**を整理する良い機会でもあります。
結論から言うと、
建替えは、自宅だけでなく、山林や農地、空き地などを含めた資産全体を見直すタイミングです。利用予定のない不動産は、売却・譲渡・制度活用などを早めに検討することで、将来のお子様の負担を減らせます。
なぜ今整理した方がいいの?
使っていない不動産でも、
所有している限り
さまざまな負担があります。
例えば
- 固定資産税(課税される土地の場合)
- 草刈りなどの管理
- 境界管理
- 相続手続き
「価値が低い土地だから放っておいても大丈夫」
と思っていると、
お子様が相続後に困るケースも少なくありません。
整理したい不動産
こんな土地は、
一度見直してみましょう。
✅ 山林
✅ 農地
✅ 空き地
✅ 遠方の実家
✅ 利用予定のない別荘地
山林はどうする?
山林は、
売却が難しい地域もあります。
それでも
まずは
不動産会社や森林組合などに相談し、
需要があるか確認しましょう。
また、自治体や地域によっては、森林の管理や活用に関する相談窓口が設けられている場合もあります。
農地はどうする?
農地は、
自由に売却できるわけではありません。
農地法に基づき、
売買や転用には農業委員会の許可が必要になる場合があります。
そのため、
まずは所在地の農業委員会へ相談しましょう。
売れない土地は?
需要が少ない土地では、
売却が難しいこともあります。
その場合は
- 隣地所有者への売却相談
- 自治体や地域の制度の確認
- 管理を委託する
などの方法も検討できます。
また、一定の要件を満たす土地については、国が引き取る制度を利用できる場合があります。
「相続土地国庫帰属制度」という選択肢
令和5年(2023年)から、
一定の条件を満たす土地については、
相続土地国庫帰属制度を利用して、
国へ土地を引き渡せる場合があります。
ただし、
利用には
- 審査
- 負担金
- 利用条件
があります。
山林や農地でも、
必ず利用できるわけではありません。
相続前に家族と話し合おう
整理する前に、
家族へ確認しましょう。
例えば
「山を引き継ぎたい人はいる?」
「農地を使う予定はある?」
意外と、
お子様は
「管理できない」
と考えていることもあります。
建替えと一緒に資産整理を
建替えでは
住宅ローンや相続、
登記の相談をすることが多くあります。
そのタイミングで
使わない不動産も整理すると、
将来の相続手続きがスムーズになります。
シニア世代が考えたいこと
「残すこと」が親の役目ではありません。
「管理しやすい形で引き継ぐこと」
も大切な終活です。
使わない土地を整理しておくことは、
お子様への大きな思いやりになります。
建替え前チェックリスト
家族で確認しましょう。
✅ 山林はある?
✅ 農地はある?
✅ 空き地はある?
✅ 売却できそう?
✅ 子どもは引き継ぐ予定?
「建替えは家だけを新しくする機会ではありません。私たちは住まいづくりとあわせて、ご家族全体の資産整理についても考えることをおすすめしています。使っていない山林や農地、空き地なども含めて整理することで、将来のお子様の負担を軽減し、安心して資産を引き継げるようサポートしています。」
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