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今の家具・家電は仮住まいへ持っていくべき?トランクルームの使い方

結論

すべての家具・家電を仮住まいへ持っていく必要はありません。

建替え中の仮住まいでは、日常生活に必要な物だけを持ち込み、大型家具や季節用品はトランクルームなどへ預ける「併用型」が現実的です。

特にシニアの建替えでは、新居の間取りに合わない家具まで保管すると、運搬費・保管料・処分費が重なります。仮住まいへの引っ越し前に、新居でも使う物と処分する物を決めましょう。

4つに分類すると整理しやすくなります

現在の家具・家電を、次の4つに分けます。

分類 主な物 対応
仮住まいで使う物 冷蔵庫、洗濯機、寝具、衣類 仮住まいへ運ぶ
新居で使うが仮住まいでは不要 婚礼家具、客用家具、季節用品 保管を検討
新居に合うか未定 大型ソファ、ダイニングセット 新居図面で判断
新居では使わない物 古い家電、過剰な収納家具 売却・譲渡・処分

「まだ使えるか」ではなく、「新居でも使うか」を基準にするのがポイントです。

仮住まいへ持っていく物

仮住まいでの生活に必要な物は、原則として持っていきます。

  • 冷蔵庫
  • 洗濯機
  • 電子レンジ・炊飯器
  • テレビ
  • ベッド・布団
  • 日常的に使うテーブル・椅子
  • 使用中の衣類
  • 薬・通院関係書類
  • 貴重品
  • 建替えに関する契約書類
  • 最低限の食器・調理器具

ただし、マンスリー住宅など家具・家電付きの物件を借りる場合は、大型家電を持ち込まない方が安くなることがあります。

契約前に、備え付けられている設備を確認しましょう。

トランクルームへ預ける物

新居でも使用する予定があり、仮住まいでは使わない物が保管向きです。

  • 季節外の衣類
  • 客用布団
  • 新居で使う予定の家具
  • 書籍
  • 趣味用品
  • 節句用品
  • 使用頻度の低い食器
  • 思い出の品
  • 新居に設置予定の未使用品

ただし、家電や木製家具、写真などは、保管環境に注意が必要です。

処分した方がよい家具・家電

次の物は、保管料を払うより処分・買替えが合理的な場合があります。

  • 製造から10年以上経過した家電
  • 新居の寸法に合わない大型家具
  • 新居の搬入口を通らない家具
  • 重くて移動しにくいタンス
  • 傷みやカビがある家具
  • 長期間使っていない物
  • 同じ用途の物が複数ある
  • 新居で置き場所が決まっていない物

大型家具を半年間保管し、2回運搬した後に新居で処分すると、最初に処分する場合より費用が高くなります。

新居の図面で確認してから決める

家具を保管する前に、新居の平面図へ家具寸法を書き込んでください。

確認するのは次の項目です。

  • 家具を置く壁の幅
  • 窓・ドア・収納扉との干渉
  • コンセント・スイッチの位置
  • エアコンの風向き
  • 通路幅
  • 搬入経路
  • 玄関・廊下・室内ドアの幅
  • 階段の幅と曲がり方

家具本体の寸法だけでなく、搬入口を通るかも確認します。

特に大型ソファ、婚礼タンス、冷蔵庫、マッサージチェアは、新居に置けても搬入できないことがあります。

トランクルームにはどのような種類がありますか?

保管方法 向いている物 注意点
屋内型トランクルーム 衣類、家具、書籍、家電 空調・湿度管理を確認
屋外コンテナ 工具、アウトドア用品 高温・湿気・結露に注意
引っ越し会社の保管サービス 大型家具・家電 自由に出し入れできない場合がある
倉庫会社の保管 家財一式 入出庫料・運搬費を確認
空調付き保管庫 写真、書類、精密機器 料金が高め

家具や家電を一式預けるなら、引っ越し会社の家財保管サービスが便利です。旧宅から引き取り、新居完成後に届けてもらえるため、自分でトランクルームへ運ぶ必要がありません。

一方、保管期間中に何度も出し入れしたい場合は、自由に利用できるトランクルームの方が向いています。

宮崎県では屋外コンテナの高温多湿に注意

宮崎県では夏の高温、梅雨の湿気、台風による吹き込みや浸水に注意が必要です。

次の物は、空調・湿度管理のない屋外コンテナでの長期保管に向かない場合があります。

  • 木製家具
  • 衣類・布団
  • 革製品
  • 写真・アルバム
  • 書籍・重要書類
  • テレビ・パソコン
  • 冷蔵庫・洗濯機
  • 楽器
  • ひな人形などの節句用品
  • 美術品

保管前に次の点を確認しましょう。

  • 空調または換気設備
  • 湿度管理
  • 浸水履歴
  • 床の高さ
  • 台風時の雨水侵入対策
  • 防犯カメラ・入退室管理
  • 害虫・ネズミ対策
  • 火災・盗難・水濡れの補償
  • 家財保険の対象範囲

「屋内型」と表示されていても、空調があるとは限りません。

家電を保管するときの注意点

冷蔵庫

  • 中身をすべて出す
  • 電源を切って霜取りをする
  • 水分を十分に拭き取る
  • 2~3日程度乾燥させる
  • 扉を密閉せず、少し開けて保管する
  • 横倒しで保管しない

水分が残ったまま密閉すると、カビや臭いが発生しやすくなります。

洗濯機

  • 給水・排水ホースの水を抜く
  • 洗濯槽を乾燥させる
  • ホースや部品を本体と一緒に保管する
  • ドラム式は輸送用固定ボルトを使用する

テレビ・パソコン

  • 高温多湿を避ける
  • 購入時の箱があれば利用する
  • 液晶画面へ荷物を立てかけない
  • データをバックアップする
  • 精密機器対応の保管庫を選ぶ

エアコン

古いエアコンは、取り外し・保管・再設置をするより、新居用へ買い替えた方が合理的な場合があります。

新居の断熱性能や部屋の広さによって必要能力も変わるため、古いエアコンをそのまま移設するか施工会社へ確認しましょう。

保管料金だけで決めない

トランクルーム利用では、月額保管料以外の費用も確認します。

保管総額=月額料×保管期間+初期費用+運搬費+入出庫費+保険料

主な追加費用は次のとおりです。

  • 契約事務手数料
  • 保証金
  • 鍵代
  • 管理費
  • 家財保険料
  • 旧宅から倉庫への運搬費
  • 倉庫から新居への運搬費
  • 荷物の出し入れ費
  • 契約更新料
  • 解約清掃費

月額が安くても、運搬費や入出庫料を含めると引っ越し会社の保管サービスより高くなる場合があります。

3つの見積もりを比較する

引っ越し会社には、次の3案を出してもらうと判断しやすくなります。

A案:家具・家電をすべて仮住まいへ運ぶ

  • 保管料は不要
  • 広い仮住まいが必要
  • 家賃が高くなりやすい
  • 荷物に囲まれて暮らす可能性がある

B案:必要品だけ仮住まいへ運び、残りを保管

  • 小さな仮住まいを選びやすい
  • 生活しやすい
  • 保管料と倉庫への運搬費がかかる

C案:大型家具・古い家電を処分して新居で購入

  • 引っ越し・保管費を抑えられる
  • 新居に合う家具・家電を選べる
  • 新品購入費が必要
  • 新居完成時期に合わせた納品管理が必要

家賃、引っ越し、保管、処分、新品購入の総額で比較してください。

シニアの建替えでは「減らしてから引っ越す」

シニアの建替えでは、新居をコンパクトにすることが多いため、古い家の家具をすべて保管する方法はおすすめできません。

次の順番で整理すると進めやすくなります。

  1. 新居で使う家具を図面上に配置する
  2. 仮住まいで必要な物を選ぶ
  3. 思い出の品を家族と確認する
  4. 売却・譲渡できる物を分ける
  5. 処分する物を決める
  6. 残った物だけを保管する

仮住まいへの引っ越しは、将来の生活に必要な物を見直す良い機会です。

処分を急がない方がよい物

次の物は、本人だけで判断せず家族へ確認しましょう。

  • 写真・アルバム
  • 手紙
  • 位牌・仏壇・神棚
  • 相続関係書類
  • 土地・建物の契約書
  • 権利証・登記識別情報
  • 保険証券
  • 貴金属
  • 家族の記念品
  • 古い通帳・株券など

古く見える書類でも、土地の取得費を証明し、将来の売却税を抑える資料になることがあります。

仏壇・神棚はどうすればよいですか?

仏壇や神棚は、一般のトランクルームで保管できない場合があります。

次の方法を検討します。

  • 仮住まいへ持っていく
  • 寺院・神社へ相談する
  • 仏壇店の一時預かりを利用する
  • 専門運送会社へ依頼する
  • 新居に合わせて小型化・買替えを検討する

宗派や地域の考え方もあるため、解体直前ではなく早めに相談しましょう。

どちらを選ぶべきかの判断基準

状況 おすすめ
仮住まいが広い 必要な家具・家電を持ち込む
家具付きマンスリーを利用 大型家具・家電は保管または処分
保管期間が3か月以内 保管サービスを利用しやすい
保管期間が1年以上 保管料と買替え費用を比較
新居を小さくする 先に家具を減らす
家具が高価・思い入れがある 空調付き屋内保管
家電が古い 新居での買替えを検討
ペット・介護用品がある 仮住まいへ必要品を優先して運ぶ

まとめ

仮住まいには、日常生活に必要な家具・家電だけを持っていき、新居で使うが仮住まいでは不要な物をトランクルームへ預ける方法がおすすめです。

ただし、保管前に次の点を確認しましょう。

  • 新居の間取りに合うか
  • 搬入口を通るか
  • 保管料より買替えの方が安くないか
  • 宮崎の高温多湿に耐えられるか
  • 台風・浸水・カビへの対策があるか
  • 運搬費と入出庫費を含めた総額はいくらか

シニアの建替えでは、「今の家にある物をすべて運ぶ」のではなく、「これからの生活に必要な物だけを新居へ持っていく」という考え方が、費用と引っ越し負担の両方を減らします。

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