A. 30坪前後の3LDKなら、すべて住宅会社やインテリアショップへ依頼する場合と比べ、合計で約40万~150万円安くなる可能性があります
ただし、商品の品質や窓数、家具の点数、取付費によって差は大きくなります。高級家具やオーダーカーテンから量販店・ネット商品へ変更すれば200万円以上変わることもあります。
一方で、採寸ミス、搬入、組立て、電気工事などの手間も増えるため、すべて自分で用意するのではなく、建築工事と市販品を使い分ける方法がおすすめです。
30坪・3LDKの費用目安
| 項目 | 住宅会社・専門店へ依頼 | 自分で用意 | 節約目安 |
|---|---|---|---|
| カーテン・ブラインド | 約30万~60万円 | 約10万~30万円 | 約10万~30万円 |
| 照明器具 | 約20万~50万円 | 約8万~25万円 | 約5万~25万円 |
| 家具一式 | 約80万~200万円 | 約40万~120万円 | 約20万~100万円 |
| 合計 | 約130万~310万円 | 約58万~175万円 | 約40万~150万円程度 |
※2026年時点の一般的な概算です。窓数・商品の品質・配送・組立て・取付費で変わります。
※家具は通常、建物本体価格に含まれません。住宅会社やインテリアショップから家具まで提案を受けた場合との比較です。
1.カーテンは約10万~30万円節約できる可能性
オーダーカーテンは窓にぴったり納まり、仕上がりもきれいですが、窓数が多いほど高額になります。
市販の規格カーテンを中心にすれば、費用を抑えやすくなります。現在は、カーテンとレースの4枚セットや洗濯可能な規格商品も流通しています。ニトリ「カーテン・レース4枚セットの例」
市販品を使いやすい窓
- 子ども部屋
- 寝室
- 一般的な大きさの引違い窓
- 腰高窓
- 収納や予備室の窓
専門店へ依頼した方がよい窓
- LDKの大きな掃き出し窓
- 吹抜けの高窓
- 特殊な幅・高さの窓
- 縦型ブラインド
- ロールスクリーン
- カーテンボックス内への設置
- 電動カーテン
- 遮熱・遮光を重視する西側の窓
LDKだけをオーダー品にし、子ども部屋や寝室を市販品にすると、仕上がりと費用のバランスを取りやすくなります。
カーテンレールは建築時がおすすめ
カーテン本体を自分で用意する場合でも、カーテンレールは建築工事に含める方法があります。
- 壁の下地位置が分かる
- 窓枠やエアコンと干渉しにくい
- 水平に設置できる
- ビスの抜け落ちを防ぎやすい
- 入居初日からカーテンを掛けられる
自分でレールを付ける場合は、壁の下地がある位置を図面や写真で残してもらいましょう。
宮崎でカーテン費用を抑えるポイント
宮崎では、強い日差しへの対策が重要です。価格だけで薄いカーテンを選ぶと、夏の暑さや家具・床の日焼けにつながる可能性があります。
- 西側は遮光・遮熱性能を優先
- 南側は軒・庇と組み合わせる
- 外から見える窓にはミラーレースを検討
- 寝室は遮光性を確認
- 洗濯できる素材を選ぶ
- 窓を増やしすぎない
- シャッターの有無も含めて考える
カーテンは日差しを軽減しますが、台風時の飛来物から窓を守る設備ではありません。台風対策は、シャッター・雨戸・ガラス仕様で別に考えます。
2.照明は約5万~25万円節約できる可能性
居室の照明を市販のLEDシーリングライトやペンダントライトにすると、費用を抑えられます。
現在は数千円台から選べるシーリング照明もあります。IKEA「シーリングライトの例」
自分で用意しやすい照明
- 子ども部屋のシーリングライト
- 寝室のシーリングライト
- ダイニングのペンダントライト
- スタンドライト
- デスクライト
- コンセント式の間接照明
建築工事に含めたい照明
- ダウンライト
- ブラケット照明
- 玄関・ポーチ照明
- 階段照明
- 屋外照明
- センサー照明
- 浴室・洗面室の照明
- 配線直結型の照明
- 高所の照明
電気配線へ直接接続する照明は、電気工事士による施工が必要です。自分で用意する場合は、引掛けシーリング対応の商品を選びましょう。
照明本体を自分で買う場合の準備
- 引掛けシーリングを設置する
- 照明の重量を確認する
- ペンダントライトの位置を決める
- ダイニングテーブルの中心と合わせる
- 調光器との対応を確認する
- 壁スイッチを設ける
- 天井の補強が必要か確認する
- 入居までに取り付けられるか確認する
ダイニングテーブルを将来動かす可能性がある場合は、ダクトレールを建築時に付けておくと、照明位置を調整しやすくなります。
3.家具は約20万~100万円以上変わることがある
家具は価格差が大きい項目です。
主な家具
- ソファ
- ダイニングテーブル・椅子
- テレビボード
- ベッド・マットレス
- 子どもの机
- 本棚
- 食器棚
- リビング収納
量販店やネットショップで選べば費用を抑えやすくなりますが、商品によって素材・耐久性・保証が異なります。例えば大型ソファでも、現在は10万円台の商品が流通しています。IKEA「ソファの商品例」
すべてを一度に買わず、現在の家具を使いながら、入居後に必要な物を追加する方法も有効です。
家具で優先したいもの
お金をかける価値がある家具
- 毎日長時間使うソファ
- マットレス
- ダイニングチェア
- 壊れると危険な大型収納
- 食器棚
- 子どもの安全に関わる家具
比較的節約しやすい家具
- テレビボード
- サイドテーブル
- 飾り棚
- 子どもの小型収納
- 来客用家具
- 使用目的が決まっていない収納
- 一時的に使う子ども用家具
見た目だけでなく、座り心地、掃除、耐久性、転倒防止まで確認しましょう。
自分で用意すると発生する「隠れた費用」
本体価格だけを比べると、自分で購入する方が安く見えます。ただし、次の費用も必要です。
- 配送費
- 組立費
- 設置費
- 2階への吊上げ費
- カーテンの採寸費
- カーテンレール
- 照明取付費
- 家具の転倒防止工事
- 梱包材の処分
- 古い家具の処分
- 宮崎県外からの送料
大型家具は、宮崎への配送料や配送可能地域を注文前に確認しましょう。
住宅会社に依頼するメリット
住宅会社やインテリアショップへ依頼すると高くなる場合がありますが、次のメリットがあります。
- 建物完成前に採寸できる
- 内装全体の色を調整できる
- 家具の大きさを図面で確認できる
- 引渡し時には設置が完了している
- 配線・下地・取付位置を合わせられる
- 不具合の相談窓口をまとめられる
- 大型家具の搬入ミスを防ぎやすい
共働きや小さな子どもがいる家庭では、費用だけでなく、探す時間、組立て、入居時の負担も含めて比較する必要があります。
女性スタッフだけのデザインハウス宮崎では、すべて高額な商品でそろえるのではなく、標準内装と市販品を組み合わせ、掃除・子育て・収納まで含めたコーディネートを考えることが大切だと考えています。
自分で用意するときの失敗例
家具
- ソファが玄関や廊下を通らない
- ダイニングテーブルを置くと通路が狭い
- 引出しが壁やドアに当たる
- コンセントを家具でふさいだ
- ロボット掃除機が入れない
- 大型家具を壁に固定できない
カーテン
- 丈が短い・長い
- カーテンレールの幅が足りない
- エアコンと干渉する
- 夜に外から室内が見える
- 西日を十分に防げない
照明
- 部屋の広さに対して暗い
- 電球が別売りだった
- 調光器に対応していない
- テーブルの中心からずれた
- 天井の取付方法が合わない
- 重すぎて補強が必要になった
おすすめの使い分け
| 項目 | 住宅会社に依頼 | 自分で用意 |
|---|---|---|
| LDKカーテン | オーダーも検討 | 規格寸法なら可能 |
| 子ども部屋カーテン | - | 市販品がおすすめ |
| 高窓・吹抜け | おすすめ | 採寸・取付が難しい |
| ダウンライト | 必須 | 原則難しい |
| 居室シーリングライト | 引掛け部分だけ依頼 | 照明本体は市販品 |
| 屋外・階段照明 | おすすめ | 電気工事が必要 |
| 大型壁面収納 | 造作・固定を検討 | 壁固定が必要 |
| ソファ・ベッド | - | 自分で選びやすい |
| ダイニング家具 | - | 自分で選びやすい |
| テレビボード | 配線・下地だけ依頼 | 既製品を選びやすい |
現金支出にも注意する
建物と同時に契約した家具・カーテン・照明は、金融機関の条件によって住宅ローンへ含められる場合があります。
自分で購入する場合は、引渡し前後にまとまった現金が必要です。
例えば、自己手配で80万円安くなっても、家具・家電を含め150万円を現金で支払うなら、引越し時の資金負担は大きくなります。
次の費用も合わせて資金を残しましょう。
- 引越し
- 家電
- エアコン
- 登記
- 火災保険
- 外構
- 住宅ローン諸費用
- 入居後の予備費
最もコスパのよい方法
おすすめは、次のような組み合わせです。
建築時に住宅会社へ依頼
- 電気配線
- ダウンライト
- 屋外・階段照明
- カーテンレール
- 壁下地
- 高窓のカーテン
- 大型家具の配置確認
自分で用意
- 子ども部屋・寝室のカーテン
- シーリングライト
- ペンダントライト
- ソファ
- ダイニング家具
- ベッド
- テレビボード
- 子どもの机
この使い分けなら、安全性や施工品質を守りながら、30坪前後の3LDKで約40万~100万円程度の節約を目指しやすくなります。
まとめ
家具・カーテン・照明を自分で用意すると、30坪前後の3LDKでは合計約40万~150万円安くなる可能性があります。
ただし、すべてを自己手配すると、採寸、搬入、組立て、取付け、現金支出の負担も増えます。
建物に固定するもの・電気工事が必要なものは住宅会社へ依頼し、交換しやすい家具・規格カーテン・シーリング照明を自分で用意する方法が、費用と安心のバランスを取りやすいでしょう。








