結論:一般的には「建売住宅」の方が安くなりやすいです
宮崎で新築一戸建てを購入する場合、同じような立地・広さで比較すれば、一般的には建売住宅の方が注文住宅より総額を抑えやすい傾向があります。
宮崎県も、建売住宅について「注文住宅より比較的少ない予算で一戸建てを手に入れることが可能」と案内しています。
ただし、
「建売=お得、注文住宅=高い」
と単純に決めるのはおすすめできません。
住宅性能、土地、設備、間取り、外構、将来の光熱費やメンテナンス費まで含めて比較することが大切です。
なぜ建売住宅の方が安くなりやすい?
建売住宅が価格を抑えやすい理由の一つは、住宅を規格化してまとめて建築できることです。
例えば分譲地で複数棟を建てれば、
- 土地をまとめて仕入れる
- 建材をまとめて発注する
- 同じような間取りを採用する
- 同じ設備を使用する
- 工事を効率化する
ことができます。
一方、注文住宅は一組のお客様ごとに、
土地・家族構成・間取り・デザイン・住宅性能・設備
などを検討して設計します。
その分、価格は上がりやすくなります。
宮崎の注文住宅はいくらくらい?
2026年8月時点の住宅情報では、宮崎県の注文住宅は35坪想定で、
本体価格:2,053万円~
坪単価:61.1万~104.3万円/坪
という参考レンジです。30~35坪未満の平均本体価格は約2,499万円とされています。
ただし、これは土地代を含めた「完成総額」ではありません。
注文住宅ではさらに、
- 土地
- 付帯工事
- 地盤改良
- 外構
- 登記
- 住宅ローン諸費用
- 火災・地震保険
などが必要になります。
そのため、土地から購入する場合は4,000万円台以上の総予算になるケースも珍しくありません。
注文住宅が高くなりやすい理由
注文住宅では「選べる」ことがメリットですが、同時に価格が上がる原因にもなります。
例えば、
「キッチンをもう少し良くしたい」
「窓を大きくしたい」
「ファミリークローゼットも欲しい」
「ランドリールームも欲しい」
「外壁をグレードアップしたい」
と、一つ一つ追加していくと、当初の予算から数百万円増えることがあります。
注文住宅では、希望を全部入れるのではなく、予算の優先順位を決めることが重要です。
では、建売住宅なら絶対にお得?
そうとは限りません。
価格だけでなく、何が含まれているかを見る必要があります。
建売住宅では、
- 土地
- 建物
- 外構
- 駐車場
などがセットになって販売されていることが多く、総額が分かりやすいのがメリットです。
一方、完成済みの場合には、
- 断熱材
- 壁の内部
- 気密施工
- 構造部分
- 防水施工
などを直接確認することが難しくなります。
だからこそ、建売住宅を購入するときは価格だけでなく住宅性能や施工記録も確認することをおすすめします。
宮崎では「断熱・窓・台風対策」を比較してほしい
宮崎で建売住宅と注文住宅を比較するとき、特に確認していただきたいのが住宅性能です。
宮崎には、
- 夏の強い日射
- 高温多湿
- 台風
- 冬の室内の寒さ
- シロアリ
といった地域特性があります。
そこで確認したいのが、
断熱等級・UA値・窓仕様・気密性能・耐震性能・防蟻処理・屋根や外壁の仕様
です。
宮崎県も住宅会社ごとに同規模住宅で大きな価格差が生じることがあるとして、住宅性能などを判断材料にすることを案内しています。
建売2,800万円と注文住宅3,300万円なら、建売がお得?
例えば、
建売住宅
土地+建物+外構
2,800万円
注文住宅
土地+建物+外構
3,300万円
なら、差額は500万円です。
金額だけなら建売住宅が有利です。
しかし注文住宅の方が、
- 断熱性能が高い
- 光熱費を抑えやすい
- 耐震性能が高い
- 家事動線が合っている
- メンテナンスしやすい
のであれば、30年・40年の暮らしまで考えた評価は変わる可能性があります。
逆に、建売住宅でも性能が十分で間取りも気に入っているなら、価格を抑えて住宅を取得できる非常に合理的な選択です。
建売住宅が向いている人
建売住宅は、
- 予算をできるだけ抑えたい
- 完成した家を見て決めたい
- 間取りへの強いこだわりがない
- 入居を急いでいる
- 土地探しと建築を別々に進めたくない
という方に向いています。
特に「総額が最初から分かりやすい」という点は大きなメリットです。
注文住宅が向いている人
一方、注文住宅は、
- 家事動線にこだわりたい
- 収納を家族に合わせたい
- 平屋を建てたい
- 断熱・気密を重視したい
- 耐震性能を高めたい
- 太陽光発電を採用したい
- 将来の暮らしまで考えたい
という方に向いています。
「家に暮らしを合わせる」のが建売住宅なら、「暮らしに家を合わせる」のが注文住宅と考えると分かりやすいでしょう。
宮崎では「土地込み総額」で比較する
注文住宅を検討するときに、
建物2,500万円
だけを見て、
土地込み2,900万円の建売住宅
と比較するのは公平ではありません。
注文住宅も、
土地
+建物
+付帯工事
+外構
+諸費用
まで含めてください。
つまり比較するのは、
建売住宅の購入総額 VS 注文住宅の完成総額
です。
ここを揃えると、本当の価格差が見えてきます。
「10年・20年後の費用」まで比較する
家の費用は購入した日に終わりません。
その後、
- 電気代
- 固定資産税
- 火災・地震保険
- 外壁
- 屋根
- 給湯器
- エアコン
などにお金がかかります。
そのため、
購入価格+光熱費+維持管理費
まで含めた「生涯住宅費」で比較する視点も大切です。
安く買えても維持費が高ければ、長期間では価格差が小さくなる可能性があります。
デザインハウス宮崎からのアドバイス
建売住宅と注文住宅を比較するとき、私たちは**「注文住宅の方が絶対に良い」とは考えていません。**
ご家族にとって条件の良い建売住宅が見つかれば、それも素晴らしい選択です。
大切なのは、
「安いから建売」
「せっかくだから注文住宅」
と決めないことです。
まず、
① 購入総額
② 住宅性能
③ 間取り
④ 光熱費
⑤ メンテナンス費
⑥ 住宅ローン
を同じ条件で比較してみてください。
例えば注文住宅でも、40坪ではなく30坪にコンパクト化することで、建売住宅との価格差を小さくできる場合があります。
私たちが大切にしているのは、大きく豪華な注文住宅を建てることではなく、ご家族に必要な広さと性能を、無理のない予算で実現することです。
よくある質問
Q. 宮崎では建売住宅の方が安いですか?
一般的には安くなりやすい傾向があります。宮崎県も、建売住宅は注文住宅より比較的少ない予算で一戸建てを取得できることをメリットとして案内しています。
Q. 建売住宅は性能が低いですか?
一概には言えません。建売住宅でも高性能な住宅はあります。断熱等級、UA値、窓、耐震等級など、具体的な性能を確認して比較しましょう。
Q. 注文住宅を安くすることはできますか?
可能です。建物をコンパクトにする、形をシンプルにする、水回りをまとめる、設備の優先順位を決めるなどの方法があります。
Q. 建売と注文住宅ではどちらが早く住めますか?
完成済みの建売住宅なら、一般的には注文住宅より早く入居できます。注文住宅は土地探し、設計、確認申請、工事などの期間が必要です。







