シニアの建替相談室

シニアの建替え相談室(バリアフリー・安全対策・ユニバーサルデザイン) (20件)
Q 住宅内の段差を「5㎜以下」にするための床仕上げの注意点
A

シニア住宅で「段差ゼロ」は本当に必要?

シニアの建替えでは、

転倒事故を防ぐことが最も重要なテーマの一つです。

結論から言うと、

住宅内の段差は、できる限りなくし、仕上がりで5mm以下を目標に設計すると、つまずきのリスクを大きく減らせます。

特に高齢者は、わずか5~10mm程度の段差でもつまずくことがあるため、設計段階から細かな納まりを検討することが重要です。


なぜ5mm以下が目安なの?

年齢を重ねると

  • 足が上がりにくい
  • 視力が低下する
  • バランスを崩しやすい

という変化があります。

そのため、

「これくらいなら大丈夫」と思う小さな段差が転倒の原因になることがあります。


段差ができやすい場所

① 部屋と部屋の境目

昔の住宅では

敷居がありました。

現在は

フラット施工が基本です。


② 洗面室・脱衣室

床材が変わるため

段差ができやすい場所です。

クッションフロアとフローリングを組み合わせる場合は、見切り材や下地の高さを調整してフラットに仕上げることが重要です。


③ トイレ入口

開き戸より

引き戸の方が

段差を少なく納めやすい場合があります。


④ ベランダ・テラス

完全に段差をなくすことは、

雨水の侵入を防ぐ観点から難しい場合があります。

そのため、

室内は段差をなくし、屋外との取り合いは防水性や排水性とのバランスを考えて設計することが大切です。


床材選びのポイント

おすすめは

◎ 同じ厚みの床材

例えば

  • LDK
  • 廊下
  • 寝室

を同じ厚さの床材にすると

段差が出にくくなります。


◎ 水回りも高さを合わせる

洗面

トイレ

脱衣室

床材だけでなく

下地で高さ調整すると

フラットになります。


見切り材に注意

床材が変わる場所では

見切り材を使います。

おすすめは

薄型見切り材

です。

足が引っ掛かりにくくなります。


引き戸+上吊りタイプがおすすめ

下レールがないので

段差がありません。

ロボット掃除機も

そのまま通れます。

※採用できるかどうかは壁の構造や開口部によります。


浴室はどうする?

浴室入口も

最近は

バリアフリー仕様が主流です。

メーカーによって段差の納まりは異なりますが、出入りしやすく、つまずきにくい設計の商品が多く採用されています。


「シニア住宅では、大きな段差だけでなく、小さな段差も転倒の原因になります。床材の厚みや施工方法まで工夫して、できる限りフラットな住まいをご提案しています。」


デザインハウス宮崎おすすめ

✅ 全室フラット床

✅ 上吊り引き戸

✅ 薄型見切り材

✅ 水回り高さ調整

✅ ロボット掃除機対応

Q 冬場の「ヒートショック」を完全に防ぐための脱衣所・浴室の暖房設計
A

シニアの建替えで最優先すべき「ヒートショック対策」

冬場に起こる家庭内事故の中でも、特に注意したいのがヒートショックです。

結論から言うと、

ヒートショックは「浴室暖房を付ければ安心」というものではありません。家全体の温度差をできるだけ小さくする設計が最も重要です。

特にシニア世代では、脱衣所・浴室・トイレ・寝室まで含めた温熱計画が、健康と安全に大きく影響します。


ヒートショックとは?

暖かい部屋から

寒い脱衣所へ移動すると

血圧が急激に上昇。

さらに

熱いお風呂へ入ると

今度は血圧が急低下します。

この急激な変化が

失神や心筋梗塞、脳卒中などにつながる危険があります。


一番重要なのは家全体の断熱性能

ヒートショック対策で最も効果的なのは、

高断熱・高気密住宅です。

おすすめは

  • 高性能断熱材
  • 高断熱サッシ
  • Low-E複層ガラス
  • すき間の少ない施工

これにより、

家全体の温度差を小さくできます。


脱衣所暖房は必須レベル

冬場は

脱衣所が

一番寒くなります。

おすすめは

  • 壁掛け暖房
  • エアコン
  • 温風暖房機

など。

入浴前に

暖めておくだけで

体への負担は大きく減ります。


浴室暖房乾燥機

非常におすすめです。

メリット

  • 入浴前暖房
  • 衣類乾燥
  • 換気
  • カビ対策

一台で対応できます。

ただし、浴室暖房だけでは脱衣所との温度差は解消できません。


トイレも暖房を

ヒートショックは

トイレでも起こります。

おすすめは

  • 小型暖房
  • 全館空調
  • 廊下暖房

です。


寝室も暖かく

夜中

トイレへ行く時、

寒い廊下が危険です。

おすすめは

寝室

トイレ

洗面

を近づけること。


全館空調という選択

予算に余裕があれば、

全館空調も有効です。

家中

ほぼ同じ温度になります。

ヒートショック対策として

非常に効果的です。

ただし、初期費用やメンテナンス費用、フィルター清掃なども考慮して選ぶことが大切です。


浴室の温度は?

入浴前に

浴室は

20℃以上

を目安に暖めておくと安心です。

お湯の温度も

41℃程度以下

を目安にすると、

急激な血圧変動を抑えやすいとされています。


「ヒートショック対策は、お風呂だけを暖めることではありません。家全体の断熱性能を高め、脱衣所・浴室・トイレの温度差をできるだけ小さくすることが大切です。」

宮崎は比較的温暖な地域ですが、冬の朝晩は冷え込みます。地域性だけで安心せず、温度差の少ない住まいづくりをおすすめします


デザインハウス宮崎おすすめ

✅ 高断熱住宅

✅ 浴室暖房乾燥機

✅ 脱衣所暖房

✅ 高断熱サッシ

✅ 全館空調(ご予算・ご要望に応じて)

✅ 寝室近くのトイレ

Q トイレの広さは車いす対応(1坪以上)にすべき?標準サイズとの違い
A

シニアの建替えで「トイレは広い方がいい」は本当?

シニア住宅では、

「トイレは1坪にした方がいいですか?」

という質問をよくいただきます。

結論から言うと、

すべての住宅で1坪トイレが必要というわけではありません。

ただし、

将来、車いすや介助を想定するなら、1坪前後の広さを確保しておくメリットは非常に大きいと言えます。


標準サイズと1坪トイレの違い

項目 標準サイズ 1坪トイレ
広さ 約0.4〜0.5坪(一般的) 約1坪
一人での使用
車いす利用 △(難しいことが多い)
介助スペース
手すり設置
将来性

標準サイズのメリット

一般的なトイレでも、

元気なうちは十分使えます。

メリットは

  • 建築費を抑えられる
  • 居室を広くできる
  • 掃除がラク

です。


1坪トイレのメリット

① 車いすでも利用しやすい

車いすを使う場合は、

方向転換や移乗のためのスペースが必要です。

一般的なトイレでは難しいことが多く、

1坪程度あると対応しやすくなります。

※必要な広さは車いすの種類や介助の有無によって異なります。


② 介助しやすい

介助者が横に立てるため、

移乗や着座をサポートしやすくなります。


③ 手すりを設置しやすい

L字手すり

横手すり

なども配置しやすくなります。


④ 将来の介護リフォームを減らせる

広さを最初から確保しておけば、

大掛かりな増築や間取り変更を避けられる可能性があります。


おすすめは「0.75坪」も選択肢

実は

シニア住宅では

0.75坪程度

も人気です。

標準より少し広く、

介助もしやすくなります。

居室とのバランスも取りやすい広さです。


ドアは引き戸がおすすめ

広さ以上に重要なのが

ドアです。

おすすめは

片引き戸

または

引込み戸

開き戸より

介助しやすくなります。


トイレのおすすめ設備

✅ 引き戸

✅ 手すり下地

✅ 将来手すり追加可能

✅ 自動照明

✅ 温水洗浄便座

✅ コンセント位置を工夫


「今の生活だけなら標準サイズでも十分なことが多いですが、将来車いすや介助が必要になる可能性を考えると、少し広めのトイレは安心につながります。ご家族構成や敷地条件に合わせて、無理のない広さをご提案します。」


デザインハウス宮崎おすすめ

✅ 0.75〜1坪

✅ 引き戸

✅ 手すり下地

✅ 車いす対応スペース

✅ 寝室隣接

Q 出入り口の「有効開口幅」は車いすが通るためには最低何センチ必要?
A

シニア住宅で重要なのは「ドアの幅」ではなく「有効開口幅」

建替えでは、

「ドアは80cmだから大丈夫ですよ」

と言われることがあります。

しかし、本当に重要なのは、

ドアのサイズではなく、実際に人や車いすが通れる「有効開口幅」です。

ドアのカタログ寸法が大きくても、ドア本体や枠の厚みで実際に通れる幅は狭くなるため注意が必要です。


車いすが通るための最低幅は?

一般的な自走式車いすの幅は

約60~70cm

です。

そのため

最低限

有効開口幅 75cm程度

通行は可能ですが、

かなり余裕がありません。


おすすめ

有効開口幅 80cm以上

これなら

多くの車いすが

比較的スムーズに通れます。


介助も考えるなら

有効開口幅 85~90cm

あると

介助者も動きやすく、

将来まで安心です。


場所ごとのおすすめ幅

場所 最低 おすすめ
トイレ 75cm 80~85cm
洗面所 75cm 80~90cm
寝室 75cm 85cm以上
LDK 80cm 90cm程度
玄関 80cm 90cm以上

※「有効開口幅」は、ドアを開けた状態で実際に通れる幅です。


ドアの種類でも変わる

同じ開口寸法でも

開き戸は

ドアが邪魔になります。

おすすめは

片引き戸

または

引込み戸

です。

車いすでも

通過しやすくなります。


トイレは特に重要

狭いトイレでは

ドアが開いても

車いすが回転できません。

そのため

入口幅+室内の広さ

両方が必要です。

入口だけ広くしても十分とはいえません。


廊下とのバランス

ドアだけ広くても

廊下が狭いと

曲がれません。

おすすめは

  • 廊下90cm以上
  • ドア80~90cm

この組み合わせです。


将来の介護まで考えるなら

例えば

介護ベッドを

寝室へ搬入する時も

入口が狭いと

大変です。

建替え時なら

最初から広くできます。



「今は元気でも、将来車いすや歩行器を使う可能性を考えると、出入り口は少し余裕を持たせることをおすすめしています。建てた後にドアを広げる工事は大掛かりになるため、最初の設計がとても重要です。」

デザインハウス宮崎おすすめ仕様

✅ 有効開口幅80~90cm

✅ 寝室は85cm以上

✅ 玄関90cm以上

✅ 片引き戸採用

✅ 上吊り引き戸

✅ 廊下90cm以上

Q 玄関のアプローチに「スロープ」を設置する際の適切な勾配(傾斜度)
A

シニア住宅で玄関スロープは必要?

シニアの建替えでは、

「今は元気だからスロープはいらない」

という方も多くいらっしゃいます。

しかし、

将来のことを考えると、最初からスロープを計画しておく、または設置できるスペースを確保しておくことをおすすめします。

あとから設置しようとすると、敷地条件によっては十分な長さが取れず、急勾配になってしまうことがあります。


スロープの適切な勾配は?

車いす利用を考えた場合、

一般的に使われる目安は次のとおりです。

◎ 自力で車いすを操作することも想定する場合

勾配 1/12(約4.8度)以下

つまり、

高さ10cm上がるためには約120cmの長さが必要です。

これはバリアフリー設計でもよく用いられる目安です。


◎ 介助者が押すことを前提とする短いスロープ

条件によっては

1/10程度が採用されることもあります。

ただし、

急になるほど利用者・介助者ともに負担が増えるため、

できるだけ緩やかな勾配が望ましいでしょう。


具体例

段差 1/12勾配なら必要な長さ
15cm 約1.8m
30cm 約3.6m
45cm 約5.4m
60cm 約7.2m

玄関の段差が40~60cmある住宅では、

スロープだけで解決するには意外と長いスペースが必要になります。


踊り場も大切

長いスロープでは

途中に

踊り場(平らなスペース)

を設けると、

休憩しやすく、

方向転換もしやすくなります。

玄関前にも十分なスペースを確保すると、

車いすでドアを開閉しやすくなります。


手すりは両側がおすすめ

スロープには

片側だけではなく

両側手すり

がおすすめです。

歩行器利用でも

安心感が高まります。


床材選びも重要

おすすめは

  • 滑りにくいタイル
  • 刷毛引き仕上げのコンクリート
  • 雨の日でも滑りにくい舗装材

濡れることを前提に選びましょう。


夜間照明も忘れずに

おすすめは

  • 人感センサー照明
  • 足元灯
  • 手すり周辺の照明

夜間の転倒防止につながります。


スロープだけが正解ではない

玄関の高さや敷地条件によっては、

スロープだけでは長くなりすぎることがあります。

その場合は、

  • 玄関ポーチを広くする
  • 段差を小さくした階段とスロープを併用する
  • 建物の基礎高さを設計段階で検討する

など、敷地に合わせた計画が重要です。



「スロープは『付けるかどうか』よりも、『将来付けられるかどうか』が大切です。今は階段だけでも、後から緩やかなスロープを設置できるスペースを確保しておくと安心です。」


デザインハウス宮崎おすすめ

✅ 勾配1/12以下を基本

✅ 両側手すり

✅ 滑りにくい床材

✅ 人感センサー照明

✅ 踊り場を設置

✅ 将来のスロープ設置スペースを確保

Q トイレや浴室の手すりは、建替え時に「下地」だけ入れておくべき理由
A

シニア住宅で「手すり」は今付ける?それとも後から?

建替えでは、

「まだ元気だから手すりはいらない」

という方が多くいらっしゃいます。

実は、その考え方で問題ありません。

ただし、

手すりは付けなくても、「手すりを取り付けるための下地」は必ず入れておくことをおすすめします。

これが、将来のリフォーム費用と工事の負担を大きく減らすポイントです。


「下地」とは?

手すりは

石こうボードだけには

しっかり固定できません。

そのため

壁の中に

合板や木材などの補強材(下地)

を入れておきます。

これが

「手すり下地」です。


なぜ建築時に入れるべき?

① 後から壁を壊さなくて済む

下地がないと

壁を開けて

補強工事が必要になることがあります。

工事費も

高くなります。


② 工事時間が短い

下地があれば

手すり取付だけ。

数時間で終わることもあります。


③ 好きな位置へ設置できる

体格や

介護状態によって

手すり位置は変わります。

下地を広めに入れておけば

後から

最適な位置へ設置できます。


下地を入れる場所

おすすめは

玄関

靴を履く場所


廊下

歩行補助


トイレ

立ち座り補助


洗面所

立位保持


浴室

転倒防止


寝室

ベッド横


浴室は特に重要

浴室は

家の中でも

転倒事故が多い場所です。

おすすめは

メーカーのオプションも含めて

将来追加できる位置に

下地を入れること。


トイレでは

L字手すり

横手すり

どちらも設置できるよう

広めに下地を入れるのがおすすめです。


費用は?

建築時なら

下地追加は

大きな費用にはなりません。

しかし

完成後は

壁を開けるため

費用が高くなる場合があります。



「手すりは必要になってから取り付ければ大丈夫です。ただし、その時に壁を壊さなくて済むよう、建替え時に下地だけは入れておきましょう。」


デザインハウス宮崎おすすめ

✅ 玄関

✅ トイレ

✅ 浴室

✅ 廊下

✅ 洗面

✅ 寝室

すべて下地施工

Q 床材に「クッション性」や「滑りにくさ」を重視すべき理由とおススメの素材
A

シニア住宅で床材選びは「デザイン」より「安全性」

建替えで床材を選ぶとき、

色や木目に目が向きがちですが、

シニア住宅では

「転ばない」「転んでもケガをしにくい」床材を選ぶことが何より重要です。

実は、家庭内で起こる転倒事故の多くは床の滑りやすさ硬さも関係しています。


シニア住宅で床材に求められる4つの性能

① 滑りにくいこと

年齢を重ねると

  • 足の筋力低下
  • バランス感覚の低下

により、

少し滑っただけでも転倒につながることがあります。

おすすめは

適度な滑りにくさを持った床材です。

※滑りにくすぎる床は、足が引っ掛かってつまずく原因になることもあるため、「適度な滑り抵抗」が大切です。


② 適度なクッション性

床が硬すぎると

転倒時の衝撃が大きくなります。

最近は

衝撃を和らげる性能を持つフローリングや床材もあります。


③ 傷が付きにくい

将来

  • 歩行器
  • 車いす
  • 介護ベッド

を使う可能性も考えると

耐久性も重要です。


④ 掃除しやすい

毎日使う場所だから

  • 水拭きしやすい
  • ワックス不要

の商品がおすすめです。


おすすめの床材

◎ 高機能フローリング

現在のシニア住宅で

最も人気です。

メリット

  • 滑りにくい
  • 傷に強い
  • お手入れが簡単
  • 木の温もりを感じられる

各メーカーから、ペットや高齢者向けとして滑りに配慮した製品も販売されています。


◎ クッションフロア(CF)

おすすめ場所

  • 洗面所
  • トイレ
  • 脱衣室

水に強く

掃除もしやすいです。

最近は木目調や石目調など、デザイン性も向上しています。


◎ コルク床

意外とおすすめです。

メリット

  • クッション性が高い
  • 足腰への負担が少ない
  • 冬でも冷たさを感じにくい
  • 転倒時の衝撃を和らげやすい

デメリット

  • 傷が付きやすい製品もある
  • 重い家具を置くと跡が残ることがある

△ タイル

玄関ではおすすめですが、

室内全体では

冬場に冷たく感じやすいことがあります。

採用する場合は、

床暖房との組み合わせも検討すると快適です。


色選びも重要

おすすめは

  • ライトオーク
  • グレージュ
  • ナチュラル

ホコリが目立ちにくく、

室内も明るく感じます。


ペットがいるなら

滑りにくい床は

ペットにも優しいです。

将来犬を飼う予定なら

おすすめです。



「床は毎日歩く場所だからこそ、安全性を最優先に考えましょう。見た目だけでなく、滑りにくさやクッション性まで考えた床材を選ぶことで、将来も安心して暮らせる住まいになります。」

デザインハウス宮崎おすすめ

✅ 滑りに配慮した高機能フローリング

✅ クッションフロア(水回り)

✅ コルク床(必要に応じて)

✅ ワックス不要

✅ 明るい木目色

Q 視力が低下しても見やすい「照明の明るさ(ルクス)」とスイッチの位置
A

シニア住宅では「照明」が暮らしやすさを大きく左右する

年齢を重ねると、

20代の頃と比べて2~3倍程度の明るさが必要になるともいわれています。

そのため、

「暗くない家」ではなく、「必要な場所に必要な明るさがある家」を設計することが大切です。

明るさだけではなく、まぶしさを抑えることスイッチの位置も同じくらい重要です。


部屋ごとのおすすめ照度(ルクス)

場所 おすすめ照度(目安)
LDK 300~500ルクス
キッチン(作業面) 500~750ルクス
ダイニングテーブル 300~500ルクス
寝室 100~300ルクス
洗面所 300~500ルクス
トイレ 200~300ルクス
廊下・階段 100~200ルクス
読書スペース 500~750ルクス

※照度はJISの推奨値や照明計画でよく用いられる目安を参考にしています。実際には部屋の色や窓の大きさによって感じ方は変わります。


明るければいいわけではない

シニア世代では

強い光が

まぶしく感じる

ことがあります。

そのため

おすすめは

光を分散させる照明計画です。

例えば

  • ダウンライト
  • 間接照明
  • ブラケットライト

を組み合わせると、

やわらかい光になります。


足元照明は必須

夜中

トイレへ行く時

真っ暗な廊下は危険です。

おすすめは

  • 人感センサー付き足元灯
  • フットライト

です。

夜間は

ほんのり点灯する程度でも

十分安全性が高まります。


スイッチの位置も重要

おすすめの高さは

床から約100~120cm

立っても

車いすでも

比較的操作しやすい高さです。

また、ドアを開けてすぐ手が届く位置に配置すると使いやすくなります。


スイッチは増やしておく

おすすめは

寝室なら

  • 入口
  • ベッド横

両方で照明を操作できるようにすること。

夜中に起き上がる必要がなくなります。


センサー照明がおすすめ

特に

  • 玄関
  • 廊下
  • トイレ
  • パントリー
  • シューズクローク

人感センサーが便利です。

消し忘れもありません。


色温度も重要

おすすめは

LDK

昼白色~温白色

自然な明るさ。


寝室

電球色

暖かく

眠りやすくなります。


洗面所

昼白色

顔色が見やすくなります。



「年齢を重ねると、同じ明るさでも暗く感じることがあります。必要な場所に適切な明るさを確保し、夜間も安全に移動できる照明計画をご提案しています。」


デザインハウス宮崎おすすめ

✅ LDK 300~500ルクス

✅ キッチン500ルクス以上

✅ 足元灯

✅ 人感センサー

✅ ベッド横スイッチ

✅ スイッチ高さ100~120cm

Q 廊下や階段の足元灯(フットライト)に人感センサーを採用するメリット
A

シニア住宅で夜間の事故を防ぐ「足元灯」は本当に必要?

シニア世代の転倒事故は、

昼間よりも夜間に多く発生する傾向があります。

特に、

  • トイレへ行く途中
  • 階段の上り下り
  • 寝ぼけた状態

では、わずかな段差や暗さでも転倒につながることがあります。

そこでおすすめなのが、

**人感センサー付きの足元灯(フットライト)**です。

必要なときだけ自動で点灯し、安全性と使いやすさを高めてくれます。


人感センサー付き足元灯の6つのメリット

① 夜間の転倒防止

ベッドから起きて

廊下へ出ると

自動で点灯。

スイッチを探す必要がありません。

足元が見えるだけで

転倒リスクは大きく減ります。


② まぶしすぎない

天井照明を付けると

急に明るくなり、

目が慣れるまで時間がかかります。

足元灯は

ほんのり照らす程度なので

目にも優しく、

家族の睡眠を妨げにくいのもメリットです。


③ スイッチ操作が不要

夜中に

壁のスイッチを探す必要がありません。

歩くだけで

点灯します。


④ 消し忘れがない

一定時間が経つと

自動消灯。

省エネにもなります。


⑤ 停電時対応モデルもある

コンセントタイプの中には

停電すると

非常灯になる商品もあります。

災害時にも安心です。


⑥ 将来の介護にも役立つ

歩行器

車いす

でも

夜間の移動が安心になります。

介護する側も

助かります。


おすすめ設置場所

◎ 廊下

寝室から

トイレまで。

最優先です。


◎ 階段

おすすめは

  • 1段目
  • 踊り場
  • 最上段

段差が分かりやすくなります。


◎ トイレ入口

夜中でも

入口が分かります。


◎ 洗面所

夜間の手洗いにも便利です。


◎ 玄関

夜間帰宅時も安心です。


設置高さ

おすすめは

床から20〜40cm程度

足元を照らす位置です。

直接目に光が入りにくく、

歩行に必要な範囲を照らせます。


光の色は?

おすすめは

電球色(暖色系)

暖かく

まぶしさが少なく、

夜間でも目に優しいです。



「夜中にトイレへ行くとき、天井照明を点けるよりも、足元だけがやさしく点灯する方が安全で快適です。毎日使う設備だからこそ、小さな工夫が大きな安心につながります。」

デザインハウス宮崎おすすめ

✅ 人感センサー付き足元灯

✅ 廊下

✅ 階段

✅ トイレ前

✅ 電球色LED

✅ 停電対応モデル(必要に応じて)

Q 万が一の転倒時に大けがを防ぐ「角の無い家具・造作」の工夫
A

シニア住宅では「転ばない家」だけでなく「転んでも大けがをしにくい家」を目指す

どれだけバリアフリーを取り入れても、

転倒のリスクをゼロにすることはできません。

だからこそ大切なのは、

万が一転倒したときに、頭や体をぶつけても大けがをしにくい住まいにすることです。

そのためには、家具や造作の「角(かど)」への配慮が重要になります。


なぜ「角」が危険なの?

シニア世代は

骨密度や筋力が低下し、

転倒すると

  • 股関節

を強く打つことがあります。

特に、

家具やカウンターの鋭い角は、大きなけがにつながる可能性があります。


① カウンターは角を丸くする

おすすめは

R加工(丸みを付けた仕上げ)

です。

例えば

  • キッチンカウンター
  • ダイニングカウンター
  • 洗面カウンター

角を丸くするだけで

安全性が高まります。


② 収納も角を減らす

収納棚の

出っ張りも注意。

おすすめは

  • 面取り加工
  • 丸みのあるデザイン

です。


③ テーブルは丸型・角丸がおすすめ

ダイニングテーブルなら

角が丸いタイプや

円形テーブルもおすすめです。

歩行時に

体をぶつけにくくなります。


④ 通路に家具を置かない

廊下や

寝室からトイレまでの動線には、

できるだけ家具を置かないようにしましょう。

夜間の転倒防止にもつながります。


⑤ 造作家具で出っ張りを減らす

市販家具よりも、

壁面収納などの造作家具は

通路へ飛び出しにくく、

安全性が高まります。

掃除もしやすくなります。


⑥ ガラスにも配慮

ガラスを使う場合は

強化ガラス

合わせガラス

など、

安全性に配慮した製品がおすすめです。


床との組み合わせも重要

家具だけではなく、

  • 滑りにくい床材
  • 適度なクッション性

も組み合わせると、

転倒時の衝撃を和らげる効果が期待できます。



「転ばないことが理想ですが、万が一転んだときに大けがをしにくい工夫も、シニア住宅ではとても大切です。家具やカウンターの角を丸くするなど、小さな配慮が大きな安心につながります。」

デザインハウス宮崎おすすめ

✅ カウンターはR加工

✅ 角丸ダイニングテーブル

✅ 造作収納

✅ 廊下に家具を置かない

✅ 安全ガラス採用

✅ 滑りにくい床材

Q 浴室のまたぎが低い浴槽(ローイン浴槽)の基準と安全な入浴動線
A

シニア住宅では「浴槽のまたぎ高さ」が安全性を左右する

浴室での事故は、

転倒だけでなく

浴槽をまたぐ瞬間にも多く発生します。

結論から言うと、

シニア住宅では、またぎ高さの低い「ロータイプ浴槽」を選び、無理なく出入りできる入浴動線を計画することが重要です。

浴槽のデザインよりも、「安全に入って、安全に出られるか」が最優先です。


なぜ浴槽のまたぎ高さが重要?

年齢を重ねると

  • 股関節が上がりにくい
  • バランスを崩しやすい
  • 片足立ちが不安定になる

ため、高い浴槽ほど転倒リスクが高まります。


おすすめのまたぎ高さ

一般的なユニットバスでは、

浴槽のまたぎ高さは約42〜45cm程度の商品が多くあります。

シニア住宅では、

約40〜45cm程度で出入りしやすい浴槽を選ぶことが多く、実際にショールームでまたいで確認することをおすすめします。

※メーカーによって寸法は異なります。


浴槽は深さも重要

深すぎる浴槽は

立ち上がる時に

力が必要です。

おすすめは

肩まで浸かることより

胸のあたりまでゆったり浸かれる深さです。

最近は

節水型の

ベンチ付き浴槽も人気です。


安全な入浴動線

おすすめは

脱衣室
 ↓
浴室
 ↓
シャワー
 ↓
浴槽

この動線の中で

方向転換を少なくすること。


手すりの配置

おすすめは

3か所です。

① 浴室入口

② 浴槽横(横手すり)

③ 浴槽内へ入る位置(縦手すり)

この組み合わせが

最も使いやすいことが多いです。


洗い場も広めに

洗い場が狭いと

介助もしにくくなります。

車いす利用まで考えるなら、

広めの洗い場を確保しておくと安心です。


床材も重要

おすすめは

  • 滑りにくい床
  • 水はけが良い床
  • 冷たさを感じにくい床

各ユニットバスメーカーでは、滑りに配慮し、水はけの良い床材が採用されています。


浴室暖房もセットで

安全な入浴には

ヒートショック対策も重要です。

おすすめは

  • 浴室暖房乾燥機
  • 脱衣所暖房

との組み合わせです。


「浴槽は深さやデザインだけでなく、『またぎやすさ』がとても重要です。ショールームで実際にまたいでいただき、ご自身に合った高さを確認してから選ぶことをおすすめしています。」


デザインハウス宮崎おすすめ

✅ ロータイプ浴槽

✅ またぎ高さ約40〜45cm

✅ 横・縦手すり

✅ 滑りにくい床

✅ 浴室暖房

✅ 広めの洗い場

Q キッチンのワークトップ(天板)の高さはシニアの身長にどう合わせる?
A

シニア住宅で意外と重要なのが「キッチンの高さ」

建替えでは、

キッチンの色やデザインに目が向きがちですが、

毎日立つ場所だからこそ、「高さ」が体への負担を大きく左右します。

結論から言うと、

シニア世代は「標準だから85cm」という選び方ではなく、実際の身長や姿勢に合わせて決めることが大切です。

特に60代以降は、若い頃より身長が数cm低くなっていることも珍しくありません。


キッチンが高すぎると…

こんな症状が出やすくなります。

❌ 肩が上がる

❌ 腕が疲れる

❌ 包丁が使いにくい

❌ 肩こり・首こり


キッチンが低すぎると…

こちらも負担になります。

❌ 前かがみになる

❌ 腰痛の原因になる

❌ 長時間の調理がつらい


高さの目安

一般的な目安は

身長 ÷ 2 + 5cm

です。

例えば…

身長 おすすめ天板高さ
150cm 約80cm
155cm 約82.5cm(実際は80cmまたは85cmを選ぶことが多い)
160cm 約85cm
165cm 約87.5cm(実際は85cmまたは90cmを選ぶことが多い)
170cm 約90cm

※キッチンメーカーでは80・85・90cmなど5cm刻みの設定が一般的です。


夫婦で身長差がある場合は?

例えば

夫170cm

妻155cm

なら

実際に一番長く料理をする人に合わせるのが基本です。

もし夫婦で同じくらい調理するなら、

85cm前後がバランスの良い選択になることが多いでしょう。


ショールームで必ず確認

数字だけでは分かりません。

おすすめは

実際に

  • 包丁を持つ
  • シンクで洗う
  • フライパンを振る

動作を体験することです。

5cm違うだけでも

使い心地は大きく変わります。


シンクとコンロの高さも確認

ワークトップの高さだけでなく、

シンクは底まで手が届くか

コンロは鍋を持ち上げやすいか

も確認しましょう。

特に深いシンクは、腰をかがめる姿勢が続きやすいため注意が必要です。


足元スペースも重要

将来

椅子に座って作業する可能性も考えるなら、

足元に余裕を持たせたレイアウトや、一部を座って作業できるカウンターにする方法もあります。


「キッチンは毎日何時間も使う場所です。わずか5cmの違いでも、10年・20年後の肩や腰への負担が変わってきます。ショールームで実際に立って、一番楽な高さを一緒に確認しましょう。」


デザインハウス宮崎おすすめ

✅ 身長に合わせた高さ選び

✅ ショールームで実際に体験

✅ 引き出し収納

✅ 食器洗い乾燥機

✅ IHクッキングヒーター

✅ 足元にゆとりのある設計

Q 停電時や緊急時に、ボタン一つで警備会社に通報できるシステムの導入
A

シニア住宅では「もしもの時に助けを呼べる仕組み」も重要

シニア世代の建替えでは、

手すりや段差解消だけでなく、

**「万が一の時にすぐ助けを呼べること」**も大切です。

特に一人暮らしや高齢夫婦世帯では、

ボタン一つで警備会社や家族へ通報できる緊急通報システムを導入すると、大きな安心につながります。

これは防犯対策だけでなく、急病や転倒時の備えとしても有効です。


どんな時に役立つ?

例えば…

  • 浴室で転倒した
  • 夜中に体調が急変した
  • 胸の痛みや息苦しさを感じた
  • 一人で立ち上がれなくなった
  • 不審者が訪ねてきた

電話まで移動できない状況でも、

ボタン一つで通報できる仕組みが役立ちます。


主なシステム

現在は、

ホームセキュリティ各社が

緊急通報サービスを提供しています。

代表的なのは

  • セコム
  • ALSOK

などです。

一般的には、

  • 緊急ボタン
  • ペンダント型通報機
  • 火災・ガス・侵入センサー

などを組み合わせて利用できます。


ボタンはどこに設置する?

おすすめは

① 寝室

夜間の体調不良に備える。


② トイレ

血圧変動による体調不良や転倒に備える。


③ 浴室脱衣所

浴室内への設置は機器によって対応が異なるため、

脱衣所を含めて計画すると安心です。


④ リビング

日中最も長く過ごす場所です。


ペンダント型も便利

最近は

首から下げるタイプや

腕時計型などもあります。

家の中を移動していても

通報できます。


家族への通知も可能

サービスによっては

警備会社だけではなく、

  • 子ども
  • 親族

へ通知できるものもあります。

離れて暮らす家族も安心です。


スマートホームとの連携

最近では、

スマートフォンや見守り機器と連携し、

異常を家族へ知らせるサービスも増えています。

導入時は、

  • 通信方法
  • 停電時のバックアップ
  • 月額料金

も確認しておきましょう。


停電時はどうなる?

停電時でも、

非常用バッテリーを備えた機器なら、

一定時間は作動する製品があります。

また、

固定電話回線型・携帯通信型など、

通信方式によって停電時の動作が異なるため、

契約前に確認することが大切です。


「シニア住宅では、転ばない工夫だけでなく、『もし転んだ時に助けを呼べる仕組み』まで考えることが大切です。建替え時に配線や設置場所を計画しておけば、後からでもスムーズに導入できます。」


デザインハウス宮崎おすすめ

✅ 寝室・トイレ・リビングに緊急通報ボタン

✅ ペンダント型通報機

✅ ホームセキュリティ連携

✅ 停電対応機器を選定

✅ 家族への通知設定

Q ドアノブをすべて「レバーハンドル」または「プッシュプルハンドル」にする理由
A

シニア住宅では「ドアノブ」も将来を見据えて選ぶ

建替えでは、

床や間取りにはこだわっても、

ドアノブまで意識する方は意外と少ないものです。

しかし、

毎日何十回も使うドアだからこそ、開けやすさが暮らしやすさを大きく左右します。

シニア住宅では、昔ながらの丸いドアノブよりも、レバーハンドルプッシュプルハンドルがおすすめです。


なぜ丸いドアノブは負担になる?

年齢を重ねると

  • 握力が低下する
  • 指先の力が弱くなる
  • 手首が動かしにくくなる

ことがあります。

丸いドアノブは

「握る」

「ひねる」

という2つの動作が必要です。

これが意外と負担になります。


レバーハンドルのメリット

一番おすすめなのが

レバーハンドルです。

メリット

✅ 軽く押すだけで開けられる

✅ 肘でも操作しやすい

✅ 荷物を持っていても使いやすい

✅ 握力が弱くなっても安心


プッシュプルハンドルのメリット

玄関ドアには

プッシュプルハンドルがおすすめです。

操作は

押す

または

引くだけ。

重い玄関ドアでも

開閉しやすくなります。


引き戸との相性も抜群

シニア住宅では

開き戸より

引き戸を採用するケースが増えています。

引き戸にも

握りやすい大型の引手を選ぶと、

さらに使いやすくなります。


車いすでも使いやすい

レバーハンドルは

車いす利用時にも

操作しやすい形状です。

将来の介護も考えるなら

おすすめです。


トイレ・浴室も同じ仕様に

家の中で

ドアの種類を統一すると

迷わず使えます。

特に

夜間は

操作方法が同じ方が安心です。


電気錠との組み合わせ

玄関では

プッシュプルハンドルに

スマートキーや電気錠を組み合わせると、

鍵をバッグから取り出す手間が減ります。

荷物が多い日や雨の日にも便利です。


「ドアノブは小さな部品ですが、毎日何十回も使います。レバーハンドルなら、握力が弱くなっても無理なく開閉でき、将来まで快適に使い続けられます。」


デザインハウス宮崎おすすめ

✅ 室内ドアはレバーハンドル

✅ 玄関はプッシュプルハンドル

✅ 引き戸は大型引手

✅ スマートキー対応

✅ ドア操作を全室統一

Q 窓サッシの段差(フラットレール)がシニアのベランダ出入りに与える影響
A

シニア住宅では「窓のレール」も転倒リスクになる

シニアの建替えでは、

床の段差は気にしても、

窓サッシのレールまで意識される方は少なくありません。

しかし、

ベランダや庭への出入りでつまずく原因の一つが、窓サッシの段差です。

毎日何気なくまたいでいる数センチの段差も、年齢を重ねると転倒のきっかけになることがあります。


なぜサッシの段差が危険?

年齢を重ねると

  • 足が上がりにくい
  • バランスを崩しやすい
  • 視力が低下する

ため、

2~3cm程度の段差でも足先が引っ掛かることがあります。

特に

洗濯物を持っていたり、

夜間だったりすると

転倒リスクはさらに高くなります。


フラットレールとは?

フラットレールとは、

室内側のレール部分を

できるだけ低くしたサッシです。

一般的なサッシより

足が引っ掛かりにくく、

出入りがスムーズになります。

※完全に段差がゼロになるわけではなく、製品や納まりによって高さは異なります。


メリット

① 転倒リスクを減らせる

小さな段差でも

毎日の安心につながります。


② 車いす・歩行器も使いやすい

将来、

歩行器や車いすを利用する場合も

出入りがしやすくなります。


③ 掃除がしやすい

レールの凹凸が少ないため、

ホコリや砂がたまりにくく、

掃除機やロボット掃除機も動きやすくなります。


注意点

外部に面するサッシは、

雨水の侵入を防ぐため、

ある程度の立ち上がりが必要になることがあります。

そのため、

室内側はフラットに近づけつつ、屋外側で排水性を確保する設計が重要です。


ベランダをなくす選択肢も

以前お話ししたように、

シニア住宅では

室内干し中心にして

ベランダを設けないプランも増えています。

その場合、

サッシをまたぐ回数自体が減り、

転倒リスクも抑えられます。


ウッドデッキとの組み合わせ

平屋なら

庭へ出る部分を

ウッドデッキなどと組み合わせることで、

室内外の段差を小さくできる場合があります。

ただし、

デッキの高さや排水計画、メンテナンス性も合わせて検討しましょう。


「室内の段差だけでなく、ベランダや庭へ出る窓の段差も転倒の原因になります。毎日使う場所だからこそ、フラットレールなど安全性に配慮したサッシをご提案しています。」


デザインハウス宮崎おすすめ

✅ フラットレール仕様

✅ 室内干し中心の計画

✅ ウッドデッキとの段差を最小限に

✅ 滑りにくいデッキ材

✅ 出入り口の手すり(必要に応じて)

Q 階段の踏み面(足を乗せる部分)と蹴込(高さ)の安全な黄金比率
A

シニア住宅では「階段の勾配」だけでなく、「踏み面」と「蹴上」のバランスが重要

「階段は緩やかにしましょう。」

これはよく聞く話ですが、

実際には

踏み面(足を乗せる部分)と蹴上(段の高さ)のバランスが、安全性を大きく左右します。

このバランスが悪いと、

  • つまずく
  • 足が乗り切らない
  • 下りる時に怖い

という原因になります。


踏み面と蹴上とは?

踏み面(ふみづら)

足を乗せる部分の奥行きです。

蹴上(けあげ)

1段ごとの高さです。


シニア住宅でおすすめの寸法

項目 一般住宅 シニア住宅のおすすめ
踏み面 約21~24cm 25~30cm
蹴上 約20~23cm 16~18cm
階段幅 約75cm 90cm以上

踏み面が広く、

蹴上が低いほど、

足腰への負担は少なくなります。


「黄金比率」の考え方

階段設計では、

歩きやすさの目安として、

「2×蹴上+踏み面=約60~65cm」

という考え方がよく用いられます。

例えば…

  • 蹴上17cm
  • 踏み面29cm

なら

17×2+29=63cm

となり、

歩きやすい階段の目安に近づきます。

これはあくまで設計上の目安であり、住宅全体の条件や利用者に応じて調整されます。


下りる時ほど差が出る

シニア世代は

上る時より

下りる時の方が危険です。

踏み面が狭いと

足先がはみ出し、

転倒しやすくなります。

そのため

広めの踏み面がおすすめです。


踊り場も重要

13~15段程度続く場合は、

途中に踊り場を設けると

安心です。

疲れた時に

休憩もできます。


手すりとの組み合わせ

おすすめは

両側手すり。

さらに

踏み面の先端が見えやすいよう、

照明計画も工夫すると安全性が高まります。


ノンスリップ加工もおすすめ

階段の先端には、

滑り止め加工を施すことで、

雨の日や靴下でも滑りにくくなります。

段鼻(段の先端)が見やすい色の違いを付けることも有効です。


「階段は『段数』だけではなく、『1段1段の高さと奥行き』が安全性を左右します。少し広く、少し低く設計するだけで、10年後・20年後の上り下りがぐっとラクになります。」


デザインハウス宮崎おすすめ

✅ 踏み面25~30cm

✅ 蹴上16~18cm

✅ 階段幅90cm以上

✅ 両側手すり

✅ 踊り場設置

✅ 足元照明・滑り止め加工

Q 車いすでも足元が収まる「座ったまま使える洗面化粧台・キッチン」の仕様
A

ニア住宅では「立って使う設備」だけでなく「座って使える設備」も考える

60代では必要なくても、

10年後・20年後には

  • 車いす
  • シルバーカー
  • 介護用いす

を使う可能性があります。

そのため、

洗面台やキッチンは「立って使いやすい」だけでなく、「座ったままでも使える」設計にしておくと、住み続けられる家になります。

建替えの時だからこそ、将来を見据えた準備ができます。


車いす対応で一番重要なのは「足元スペース」

見た目は普通の洗面台でも、

収納が床まであると

車いすでは近づけません。

おすすめは

カウンター下に足元が入る空間を確保することです。


洗面化粧台のおすすめ仕様

① 足元スペース

目安として、

  • 奥行き:約45cm程度
  • 高さ:約65~70cm程度

の空間があると、

多くの車いす利用者が近づきやすくなります。

※利用する車いすの種類や体格により必要寸法は異なります。


② レバー式水栓

握って回すタイプではなく

レバー式

がおすすめ。

さらに

自動水栓

なら

もっとラクになります。


③ 鏡

固定鏡だけではなく

角度調整できる鏡や

少し低めまで映る配置も便利です。


キッチンも座って使える?

可能です。

最近は

車いす対応キッチンも増えています。


おすすめ仕様

カウンター下

足元が入る

オープンスペース。


IHクッキングヒーター

火を使わず

鍋も見やすいです。


引き出し収納

開き戸より

物が取り出しやすくなります。


タッチレス水栓

操作が簡単になります。


カウンター高さ

立って使うなら

身長に合わせますが、

車いす利用まで考えるなら、

調整可能なカウンターや、

一部を低めに計画する方法もあります。


回転スペースも必要

設備だけではなく

前に

車いすが方向転換できるスペースも重要です。

一般的には、

直径約150cm程度あると回転しやすいとされています。


コンセント位置も工夫

ドライヤー

電動歯ブラシ

調理家電

など

座ったまま使いやすい高さに配置すると便利です。


「今は立って使うことが当たり前でも、将来を考えると、座ったままでも使える設備にしておくと安心です。特に足元スペースは、建替え時にしか計画しにくいポイントです。」


デザインハウス宮崎おすすめ

✅ 足元オープン洗面台

✅ レバー・自動水栓

✅ IHキッチン

✅ 引き出し収納

✅ タッチレス水栓

✅ 車いす回転スペース確保

Q 火災リスクを軽減する「IHクッキングヒーター」のシニア向け選び方
A

シニア住宅では「火を使わない安心」も大切

高齢者の住宅火災では、

こんろが原因となる火災が少なくありません。

そのため建替えでは、

シニア世代にはIHクッキングヒーターを第一候補として検討する価値があります。

ただし、「IHなら絶対に安全」というわけではありません。

天ぷら油火災ややけどのリスクはゼロではないため、使いやすい機能を選ぶことが重要です。


IHをおすすめする5つの理由

① 火が見えない安心感

IHは

ガスのような

裸火がありません。

そのため

  • 衣類への着火
  • ふきんへの引火

などのリスクを減らせます。


② 切り忘れ防止機能

最近のIHには

  • 一定時間で自動停止
  • 鍋がないと加熱しない

などの安全機能が搭載されている機種が多くあります。

消し忘れのリスク軽減につながります。


③ トッププレートがフラット

凹凸が少ないため

サッと拭くだけ。

掃除がとてもラクです。


④ 室内が暑くなりにくい

ガスに比べて

調理中の放熱が少ないため、

夏場のキッチン環境が快適になりやすいです。


⑤ 将来も使いやすい

車いすでも

鍋をスライドしやすく、

持ち上げる負担を減らせます。


シニア向けにおすすめの機能

◎ 音声案内

「加熱を開始しました」

「電源を切りました」

など

音声で知らせる機能は

安心感があります。


◎ 大きな操作ボタン

文字が大きく

見やすい表示。

高齢者には重要です。


◎ 揚げ物温度調節

温度を一定に保ちやすく、

揚げ物調理をサポートする機能です。

ただし、油量や鍋の種類などメーカーの指定条件を守ることが大切です。


◎ タイマー機能

煮込み料理でも

安心です。


注意点

IHでも

鍋自体は高温になります。

調理後すぐは

トッププレートにも余熱が残るため、

やけど防止表示が消えるまでは触れないよう注意しましょう。


停電時は?

IHは

電気が必要です。

停電時に備えて

  • カセットこんろ(換気に注意して使用)
  • 非常食
  • ポータブル電源(対応機器・容量を確認)

なども準備しておくと安心です。


「IHは火災リスクを軽減できるだけでなく、掃除のしやすさや操作のしやすさも魅力です。シニア世代には、安全機能や見やすい表示が充実した機種をおすすめしています。」

Q 玄関ドアを「スライディングドア(引き戸)」にするバリアフリー上の利点
A

シニア住宅では「玄関ドア」もバリアフリーの重要ポイント

玄関ドアというと、多くの方が片開きドアを思い浮かべます。

しかしシニア住宅では、

玄関を「引き戸(スライディングドア)」にすることで、毎日の出入りがぐっとラクになることがあります。

特に将来、杖や歩行器、車いすを使用する可能性を考えると、大きなメリットがあります。


引き戸の6つのメリット

① 開閉時に体がふらつきにくい

開き戸は

ドアを引いたり押したりすると

体重移動が必要です。

引き戸なら

横へスライドするだけなので、

バランスを崩しにくくなります。


② 車いすでも操作しやすい

車いすでは

開き戸は

後退しながら開ける必要があり、

意外と大変です。

引き戸なら

横へ引くだけなので

比較的スムーズです。


③ 荷物を持ったまま出入りしやすい

宮崎では

車移動が多く、

買い物袋を両手に持って帰宅する場面も多いでしょう。

引き戸なら

荷物を持ったままでも開閉しやすくなります。


④ 強風でも安心

開き戸は

風で急に開閉することがあります。

引き戸は

風の影響を受けにくく、

安全性が高まります。

宮崎のように台風が多い地域では、この点もメリットになります。


⑤ 出入り口を広く確保しやすい

引き戸は

大きく開ければ

広い開口を確保できます。

車いすや介護ベッドの搬入にも有利です。


⑥ 将来の介護にも対応しやすい

介助者と一緒に

出入りする場合も、

引き戸の方がスペースを確保しやすくなります。


電動引き戸という選択肢

最近は

ボタン操作や

リモコン、

スマートキーで開閉できる

電動タイプもあります。

握力が弱くなった場合でも

使いやすくなります。


スマートキーとの組み合わせ

おすすめは

引き戸+スマートキー。

鍵を取り出さずに

施錠・解錠できるため、

荷物が多い日や雨の日にも便利です。


注意点

引き戸は

壁の中や横に

引き込むスペースが必要です。

また、

レール部分に砂や落ち葉がたまると動きが悪くなることがあるため、

定期的な清掃も大切です。

最近では、下レールをできるだけ低くした商品や、上吊り構造を採用した商品もありますが、玄関ドアでは製品によって仕様が異なります。


「玄関は毎日必ず使う場所です。引き戸なら、今はもちろん、将来杖や車いすを使うようになっても出入りしやすく、長く安心して暮らせます。」


デザインハウス宮崎おすすめ

✅ 玄関引き戸

✅ 有効開口90cm以上

✅ スマートキー

✅ 電動開閉対応(必要に応じて)

✅ 段差の少ない玄関ポーチ

✅ 滑りにくいアプローチ

Q 住宅性能評価における「高齢者等配慮対策等級」の最高等級(等級5)を満たす条件
A

「高齢者等配慮対策等級5」は、将来まで安心して暮らせる住宅の最高レベル

住宅性能評価制度には、

**「高齢者等配慮対策等級」**という評価項目があります。

これは、

高齢者や介護が必要になった場合でも、安全に移動しやすく、介助しやすい住まいかどうかを評価する制度です。

現在は等級1~5で評価され、等級5が最高等級となっています。


等級5で重視されるポイント

等級5は、

単に手すりを付けるだけでは取得できません。

大きく分けると

① 移動時の安全性

② 介助のしやすさ

この2つが高いレベルで求められます。


等級5を目指す住宅の主な内容

① 高齢者の生活が1階で完結する

  • 寝室
  • トイレ
  • 洗面
  • 浴室
  • LDK

が同じ階に配置され、

階段を使わなくても生活できる計画が基本です。


② 段差を極力なくす

住戸内は

  • 廊下
  • リビング
  • トイレ
  • 洗面室

などの段差をできるだけ解消します。

浴室入口やサッシ部分も、

つまずきに配慮した設計が求められます。


③ 廊下・出入口を広くする

介助や車いす利用を想定して、

  • 廊下
  • トイレ
  • 洗面室
  • 寝室

などに十分な幅を確保します。

一般的には、

  • 廊下:約90cm以上
  • 出入口の有効開口:約80cm以上

を目安に計画されることが多いです。


④ 階段の安全性

階段には

  • 緩やかな勾配
  • 広い踏み面
  • 手すり

など、

安全な昇降ができる設計が求められます。


⑤ 手すり設置への配慮

玄関

トイレ

浴室

階段

など、

必要な場所に手すりを設ける、または将来設置しやすい設計とします。


⑥ 浴室・トイレの介助性

介助しやすい広さや、

姿勢変化の負担を軽減する計画も評価対象になります。


⑦ 転落防止

  • バルコニー

などには

転落防止措置も必要です。


デザインハウス宮崎なら、さらにおすすめしたい仕様

住宅性能評価の等級5を取得しても、

実際の暮らしやすさは

さらに工夫できます。

例えば

✅ 玄関ベンチ

✅ 人感センサー付き足元灯

✅ 滑りにくい床材

✅ 室内干しランドリールーム

✅ 玄関手洗い

✅ 手すり下地を広範囲に施工

✅ 将来ホームエレベーターを設置できるスペース

こうした仕様を組み合わせると、

将来の安心感はさらに高まります。


「高齢者等配慮対策等級5は、国の住宅性能評価制度におけるバリアフリーの最高等級です。ただし、本当に大切なのは等級を取ることではなく、ご家族が10年後、20年後も安心して暮らせる住まいをつくることです。私たちは、等級5をベースに、お客様の暮らしに合わせたプラスアルファのご提案をしています。」


デザインハウス宮崎おすすめ仕様

✅ 高齢者等配慮対策等級5対応

✅ 1階完結型の間取り

✅ 廊下90cm以上

✅ 出入口有効開口80cm以上

✅ 段差の少ない床

✅ 将来の介護・車いす利用まで見据えた設計

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