金利上昇で本当に怖いのは、月々の返済額が上がることだけではありません。
金利が上がると起きること
1. 利息の割合が増える
変動金利の場合、金利が上がると毎月返済の中で利息に回る割合が増えます。
つまり、同じ金額を払っていても、
元金が減りにくくなる
ということです。
これが一番見落とされやすいポイントです。
2. すぐ返済額が上がらない場合もある
変動金利には、多くの場合、
5年ルール
125%ルール
があります。
5年ルールは、金利が変わっても返済額の見直しは一般的に5年ごとという仕組みです。125%ルールは、見直し後の返済額が前回返済額の125%を超えないようにする仕組みです。
例えば毎月8万円の返済なら、見直し後も最大10万円まで、という考え方です。
ただし、これは支払いが免除される制度ではありません。
3. 負担が後ろに回る
5年ルールや125%ルールがあると、金利が上がっても急に返済額が増えないため、一見安心に見えます。
でも実際には、
利息が増える
元金の減りが遅くなる
返済期間後半に負担が残る
ということが起きます。
場合によっては、毎月の返済額では利息を払いきれず、未払利息が発生する可能性もあります。
具体例
借入3,500万円・35年返済の場合、金利が上がるとイメージはこうです。
| 金利 | 毎月返済のイメージ |
|---|---|
| 0.7% | 約94,000円 |
| 1.2% | 約102,000円 |
| 1.7% | 約111,000円 |
| 2.2% | 約120,000円 |
金利が0.7%から2.2%になると、毎月返済は約26,000円増えるイメージです。
月2.6万円増えると、年間では約31万円。
家計にはかなり効きます。
固定金利の人はどうなる?
すでに全期間固定で借りている人は、金利が上がっても返済額は変わりません。
ただし、新しく借りる人は固定金利も高くなるため、
同じ予算でも借りられる金額が下がる
ことがあります。
つまり、金利上昇は購入検討者にとって、
買える家の価格が下がる
という影響もあります。
一番危険なパターン
危ないのは、これです。
変動金利でギリギリまで借りる
ボーナス払いも使う
車ローンもある
貯金を頭金で使い切る
教育費がこれから増える
この状態で金利が上がると、家計が一気に苦しくなります。
対策
住宅ローンを組む時は、
今の金利+1〜2%でも返せるか
を必ず確認した方がいいです。
例えば、今の返済が月9万円なら、金利上昇後に月11万円〜12万円になっても生活できるか。
ここまで見ておくと安心です。








