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【暖かい家は認知機能にも関係する?】室温と脳の健康から考えるこれからの家づくり【宮崎】

 

「暖かい家」と聞くと、

冬でも快適。

朝起きるのがラク。

光熱費を抑えやすい。

そんなメリットを思い浮かべる方が多いと思います。

でも近年、住宅の温熱環境について、

「室温と脳・認知機能には関連があるのではないか?」

という研究も進められています。

特に50代・60代から建て替えるなら、これから20年、30年と暮らす家です。

デザインや間取りだけでなく、

「70代・80代になったとき、どんな室内環境で暮らしている?」

という視点から住宅性能を考えてみませんか?

【結論】暖かな住環境と脳の健康との「関連」を示す研究があります

慶應義塾大学の伊香賀俊治教授らの研究では、高知県梼原町と山口県長門市の住民150人を対象に、住宅の温湿度、認知機能、身体能力、生活習慣、MRIによる脳の状態などを調査しています。

その結果、冬季の居間平均室温と脳健康指標との間に有意な関連が確認されました。

研究紹介では、冬季に2℃暖かい住宅に暮らす人の脳神経線維の状態が、指標上では4歳若いことに相当したと報告されています。ヘルスネット

さらに2年後の追跡では、居間平均室温14.0℃の寒い住宅に住む高齢者では脳神経線維の状態が悪化した一方、平均18.3℃の暖かな住宅に住む高齢者では変化が認められなかったとされています。ヘルスネット

これは非常に興味深い結果です。

ただし、

「暖かい家に住めば認知症にならない」という意味ではありません。

ここは大切なので、はっきり分けて考えましょう。

「関連がある」と「原因である」は違います

認知機能には、

年齢。

遺伝的要因。

運動。

食生活。

睡眠。

社会的なつながり。

持病。

生活習慣。

など、さまざまな要因が関係します。

住宅の室温だけですべてが決まるものではありません。

先ほどの研究も、暖かい住宅が認知症を防ぐことを証明したものではなく、住宅の温熱環境と脳健康指標との関連を示した研究として捉える必要があります。ヘルスネット

だから家づくりでは、

「高断熱住宅なら認知症予防になります」

という言い方ではなく、

「室温は、長期的な健康を考えるうえで注目されている住環境の一つ」

と考えるのが適切です。

寒い家では「動かなくなる」ことにも注目

もう一つ興味深い研究があります。

断熱改修を行った住宅などを対象にした研究では、脱衣所の室温が5℃以上改善した人では、住宅内で座っている時間が減少し、低強度以上の身体活動が増加したことが報告されています。慶應義塾研究者情報データベース

これは考えてみれば、イメージしやすい話です。

冬の廊下が寒い。

脱衣室が寒い。

トイレが寒い。

寝室も寒い。

すると、

「暖かいリビングから出たくない」

となりますよね。

逆に家の中の温度差が小さければ、

洗濯する。

掃除する。

着替える。

家の中を移動する。

といった日常生活の活動もしやすくなる可能性があります。

高齢期の住まいを考えるなら、

「暖かいリビング」より「家の中を動きやすい温度環境」

という視点も大切です。

暖かい家では「転倒」との関連も研究されています

2024年に日本老年医学会雑誌に掲載された研究では、地域在住高齢者を対象に、冬季の居間の床付近の温度と住宅内での転倒との関連が調べられました。

冬季の居間床付近の平均室温を、

12℃未満

12℃以上18℃未満

18℃以上

の3グループに分けて分析したところ、18℃以上の温暖な住宅に住む高齢者は、12℃未満の寒冷な住宅に住む高齢者と比べて、住宅内で転倒した割合が統計的に低い結果となりました。J-STAGE

もちろん、これも「暖かくすれば転倒しない」という意味ではありません。

でも、

室温は血圧だけでなく、身体活動や転倒などさまざまな健康指標との関連が研究されている

ことが分かります。

「リビングだけ暖かい家」でいい?

ここが家づくりでは重要です。

例えば冬、

LDK 22℃
廊下 14℃
脱衣室 11℃
寝室 12℃

という家だったらどうでしょう。

リビングにいる間は快適です。

でもトイレへ行く。

お風呂へ行く。

寝室へ移動する。

そのたびに寒さを感じます。

これからの住宅で目指したいのは、

一部屋だけを暖める家ではなく、家の中の大きな温度差をできるだけ抑えやすい家。

そのためには暖房器具だけではなく、住宅そのものの性能が重要になります。

宮崎だから冬の寒さは気にしなくていい?

「宮崎は暖かいから、高断熱住宅までは必要ないのでは?」

と思われる方もいらっしゃるでしょう。

確かに宮崎は寒冷地ではありません。

でも、

外気温が比較的高いことと、住宅の中が暖かいことは別です。

断熱性能が十分でない住宅では、冬の朝に室温が下がったり、暖房しているリビングと廊下・脱衣室・寝室に大きな温度差が生じたりすることがあります。

だから宮崎でも、

冬の熱を逃がしにくい家

という考え方は重要です。

そして宮崎は「夏」も忘れない

一方、宮崎の高性能住宅は冬だけ考えても十分ではありません。

夏には、

強い日射。

高温。

高い湿度。

があります。

断熱性能を高めても、大きな西窓から強い日射が入り続ければ室内は暑くなります。

そこで、

深い軒。

庇。

窓の位置。

外付けシェード。

ガラス性能。

換気。

冷房・除湿。

まで含めて考える必要があります。

冬は暖かく、夏は暑くなりにくい。

これが、デザインハウス宮崎が考える**「宮崎型高性能住宅」**です。

デザインハウス宮崎が断熱性能を大切にする理由

デザインハウス宮崎では、基本的に高性能グラスウールを採用し、ZEH水準を標準としています。

さらに商品によっては、

断熱等級6

UA値0.46前後

などの高性能住宅をご提案しています。

実際に建築した高性能平屋では、

断熱等級6
UA値0.44
C値0.48

という性能を確認した事例もあります。

私たちがこうした性能を大切にする理由は、

「UA値の数字を競いたいから」ではありません。

光熱費だけでもありません。

その家で、10年後・20年後・30年後も快適に暮らしてほしいから。

これが一番大きな理由です。

50代・60代の建て替えでは「老後の室温」まで考える

例えば55歳で建て替えたとします。

20年後は75歳。

30年後は85歳です。

だから50代・60代の建て替えでは、

「今、使いやすいキッチンは?」

「今、好きな外観は?」

だけではなく、

「80歳になったとき、この家は冬でも暮らしやすい?」

まで考えていただきたいと思います。

段差をなくす。

引き戸にする。

廊下幅を考える。

手すりを付けやすくする。

こうした物理的なバリアフリーはもちろん大切です。

でも、もう一つ、

家の中の温度差を小さくする「温熱のバリアフリー」

という考え方もあります。

寝室からトイレへ行くときに寒くない。

脱衣室で服を脱いでも極端に寒くない。

朝起きたときに寝室が冷え切っていない。

こうした住環境も、長く暮らす家では考えておきたいポイントです。

「健康住宅」という言葉だけで選ばない

ここも注意してください。

「健康住宅」

「身体に優しい家」

「認知症予防住宅」

などの言葉だけで住宅を判断することはおすすめしません。

確認していただきたいのは具体的な性能です。

例えば、

断熱等級はいくつ?

UA値はいくつ?

C値は測定する?

窓はどんな仕様?

脱衣室や寝室まで暖めやすい?

換気方式は?

夏の日射対策は?

ということです。

住宅会社のキャッチコピーではなく、

「その家で実際にどんな室内環境をつくろうとしているのか」

を確認してください。

住宅性能は「光熱費」だけで決めるものではない

高性能住宅というと、

「電気代がいくら安くなる?」

という話になりがちです。

もちろん、それも重要です。

でも家は、家族が毎日長い時間を過ごす場所です。

だから、

冬の室温。

夏の暑さ。

部屋間の温度差。

湿度。

空気環境。

そして、

年齢を重ねても動きやすいこと。

まで含めて住宅性能を考えてみてください。

まとめ|暖かい家と認知機能には「関連」が研究されています

住宅の室温と脳・認知機能については、まだ研究が続いている分野です。

現時点で、

「暖かい家なら認知症を予防できる」

と断定することはできません。

一方で、日本の研究では、

冬季の居間室温と脳健康指標との関連

や、

暖かな住宅に暮らす人ほど脳神経線維の状態が良好だったという結果

などが報告されています。ヘルスネット

さらに、暖かな住環境と身体活動や転倒との関連を示す研究もあります。慶應義塾研究者情報データベース

だからこれからの家づくりでは、

「暖かい家=快適」だけではなく、「長く健康的に暮らすための住環境」という視点も持つ。

これは特に、50代・60代からの建て替えで大切にしていただきたい考え方です。

デザインハウス宮崎では、住宅性能を単なる数値競争とは考えていません。

宮崎で夏も冬も快適に暮らせること。

家の中の温度差をできるだけ小さくすること。

年齢を重ねても暮らしやすいこと。

そこまで考えた家づくりをご提案しています。

「宮崎でも断熱等級6は必要?」

「寝室や脱衣室まで暖かくするには?」

「50代から建て替えるなら、どんな住宅性能が必要?」

そんな疑問がありましたら、お気軽にデザインハウス宮崎へご相談ください。

**家の性能は、光熱費だけで選ばない。

20年後・30年後の家族の暮らしまで考えて選ぶ。**

これが、これからの家づくりで大切な視点だと考えています。

よくある質問

Q.暖かい家に住めば認知症を予防できますか?

現時点でそのように断定できる十分な根拠はありません。ただし、冬季の住宅室温と脳健康指標との関連を示す研究は報告されています。住宅の温熱環境は、健康を考えるうえで注目されている要素の一つです。ヘルスネット

Q.室温は何℃くらいがいいですか?

一律の温度だけで健康が決まるわけではありません。特に冬は、リビングだけでなく寝室・脱衣室・トイレなどとの大きな温度差をつくらないことも重要です。

Q.宮崎でも高断熱住宅は必要ですか?

宮崎は寒冷地ではありませんが、冬の冷え込みに加えて夏の強い日射と高温多湿があります。そのため断熱だけではなく、窓・日射遮蔽・気密・換気・冷暖房まで含めて地域に合った性能を考えることが重要です。

Q.50代・60代の建て替えで住宅性能を上げるメリットは?

光熱費だけではなく、冬季の室温や部屋間の温度差を改善しやすくなることもメリットです。老後の生活動線やバリアフリーと合わせて検討することをおすすめします。


 

デザインハウス宮崎
〒880-0036 宮崎市花ヶ島町柳ノ丸501-1 オフィスタウン花ヶ島3号
営業時間 9時~19時 / 定休日 水曜日

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