皆さんこんにちは!DHくまモンです。
桜が咲き始め、春の心地よい風が吹いて、素敵な季節になって来ましたね!
今日の質問は、宮崎市吉村町のKさんからの質問
「家を建てる時、2階をリビングにしたいのですが、実際に
どうなんでしょうか?メリットとデメリットを教えてください」
都市部の住宅地のように家屋が集まっているエリアでは「2階リビング」を選択される方が
増えていますが、2階リビングにはどのような特徴があるのでしょうか?
2階リビングの メリット、デメリットについて少しお話ししてみましょう。
リビングを2階にする3つのメリット
1、日当たりが良く採光が確保できる。
日当たりのあまり良くない土地に建てる場合、1階リビングにすると時間帯によって
十分な採光が得られないことがあります。1階よりも日が差し込みやすい2階をリビングに
することで、日当たりが良くなります。
十分な採光を確保することができるため、冬は暖かく明るいリビングで過ごせます。
2、開放感を得ることができる。
1階リビングに比べると視界を遮るものが少なくなる2階の方が、開放的な眺望を楽しむ
ことができます。2階リビングなら外からの視線を気にすることも少ないため、
開放感を味わいながらリビングで寛げます。
3、間取りによって耐震性が増すケースもある。
1階に広々としたリビングを設けると、それだけで柱や壁の数が少なくなります。
一方2階リビングの場合、1階を子供部屋のような個室にすることで1階に
壁が増え、家のバランスが良くなって耐震性が増すケースもあります。
2階リビングで押さえておきたい4つのデメリット
1、夏場は暑くなりやすい
日当たりに優れた2階リビングですが、その反面1階に比べるとどうしても暑くなって
しまいます。特に夏の暑いシーズンでは、その違いが顕著に出ます。
ただし、風通しを意識した窓の設置や屋根断熱の性能向上、厚みのある断熱材を
選ぶことで、暑さ対策を行うことができます。
シーリングファンやサーキュレーターを設置し、空気を循環させれば、室内の温度を
均一に保てますし、冷暖房の効き目を向上させる効果も期待できます。
2階リビングを検討する際は、暑さ対策とセットで考えるようにしましょう。
2、階段の上り下りが大変
2階にリビングを設ける場合、キッチンやダイニングも2階に配置するため
食材や日用品を買って来た際、毎回2階まで持って上がらなければなりません。
3、子供の帰宅や外出がわかりにくい
2階にリビング、1階に子供部屋という間取りにしてしまうと、子供の帰宅や
外出の様子が把握しにくくなります。
2階リビングで子供とのコミュニケーションについては後述しますが
子供への視線が届きにくいため、日常的にコミュニケーションの量を増やす
配慮が重要となります。
4、来客時の移動が面倒
来客の際は、1階玄関まで降りて対応する必要があります。
来客の多い家庭の場合その都度移動が面倒に感じてしまうでしょう。
2階で家事をする時間も多くなってしまいがちです。
2階リビングの注意すべき点
デメリットの他に注意すべき点もあります。
マイホームを建てた後で、設計を変更するのは難しいです。
次のポイントを意識しましょう。
老後や介護など、将来を見据えた階段を
家族の年齢が若いうちは不便に感じるだけで済む階段の移動も、
老後を迎えた後は事情が異なります。
マイホームを建てた頃から比べると体力も低下するため、
日々の生活に支障が出てしまうことも考えられます。
また、夫婦どちらかに介護が必要になった場合も同様です。
転倒や踏み外しの危険性を抑えたU型の階段にするなど
配慮が重要となります。
間取りに余裕があるなら、将来的にエレベーターを設置することも
視野に入れて設計することで、不安解消につながります。
家を建てるタイミングではなかなか想像がつかないかもしれませんが
老後は誰にも訪れるもの。2階リビングを検討する際は 将来を
見据えた設計をしておきましょう。
1階の防犯を強化するためには
2階リビングでは、家族が2階に集まるケースが増えるため、1階に
人がいないという状況も多くなります。
防犯面は特に注意すべきポイントです。
窓にシャッターを設置したり、面格子を設けたりの対策が効果的です。
外構に砂利を敷くことも外部からの侵入を防ぐ対策になります。
子供とのコミュニケーションを増やすには?
子供部屋を別の階に設置してしまうと、子供とのコミュニケーション
の機会が減ってしまいがちです。
そんな時は、子供部屋とリビングを同じ2階に配置し、子供部屋への
移動の際はリビングを通る導線にするのがポイントです。
まとめ
寛ぎの場を2階にすることが、家族にとってプラスなのか?マイナスなのか?
それは理想とする間取りの考え方や、家族のライフスタイルによって変わります
ただし、でメリットや将来を考えた上で設計をすれば、2階リビングの魅力を
感じながら、長く快適に暮らすことができます。
良く検討して、素敵なマイホームを実現いたしましょう。