結論から言うと、親子リレーローンを利用しても、子どもが住宅ローン控除を受けられる可能性はあります。
ただし、将来、自分名義で住宅ローンを組むことには一定の影響があるため、事前の設計が非常に重要です。
① 子どもは住宅ローン控除を受けられる?
受けられる可能性があります。
親子リレーローンでは、子どもが住宅の所有者(持分を持つ)であり、実際に返済を負担している場合は、
その負担割合に応じて住宅ローン控除の対象となります。
親も要件を満たせば、それぞれが自分の負担分について控除を受けられる場合があります。
例えば、
- 建物持分:親50%・子50%
- ローン負担:親50%・子50%
であれば、親子それぞれが自分の負担分について住宅ローン控除を受けられる可能性があります。
② 将来、子どもが自分の家を建てるときは?
ここが最も注意すべき点です。
親子リレーローンに参加している間は、子どもは住宅ローンの債務者です。
そのため、将来自分の住宅を購入するときには、
- 現在の住宅ローン残高
- 毎月の返済額
- 年収に対する返済負担率
が審査対象になります。
つまり、
借入可能額が少なくなる場合や、新たな住宅ローン審査に影響する可能性があります。
③ 子どもが住宅ローン控除を二重に受けられる?
原則として、自分が居住している住宅についてのみ住宅ローン控除の対象になります。
そのため、
- 親との同居住宅で住宅ローン控除を受けている
- その後、その住宅から転居して自分の家を購入する
という場合は、状況に応じて新居で住宅ローン控除を受けられる可能性がありますが、
同じ時期に自分が住んでいない住宅について控除を受け続けることはできません。
個別の適用要件は確認が必要です。
シニアの建替えでは「親子リレーローン」と
「高齢者向け返済特例」のどちらが向いている?
| 親子リレーローン | 高齢者向け返済特例 |
|---|---|
| 子どもが返済を引き継ぐ前提 | 相続時や売却時に返済する仕組み |
| 子どもの将来の借入に影響する可能性がある | 子どもが債務者にならないため、将来の借入への影響は一般的に小さい |
| 親子で資産形成を考える家庭向き | 子どもにローン負担を残したくない家庭向き |








